仕事に役立つオノマトペ

2021.09.15

ハイトーンの「パーッ」で明るい気分に

オノマトペ8:前向きな気持ちを引き出したいとき

外出するときや、何かを始めるときに、「どうも気分が乗らない」と後ろ向きな気分になってしまうことは珍しくありません。オノマトペで気持ちを上げて、前向きに取り組みましょう。

「パーッ」の声とともに 
明るい気持ちになれるアクションを行う
ネガティブな思いを感じたらすぐ、「パーッといこう!」とハイトーンで自分に声をかけましょう。外へ拡がるア行の音と、Pの明るい破裂音が、前向きな気分をもたらしてくれます。何回か口にしていると、自然と気分が前向きになってくるはずです。
口に出すだけでも気持ちが前向きになりやすいですが、ガッツポーズや軽いジャンプなど自分なりのアクションを決めて行うと、よりリセット効果が高まります。
周りのテンションを
上げたいときにも多用してOK
この「パーッ」というオノマトペは、自分自身にだけでなく、テンションの低い後輩を励ましたり、停滞した会議の場を和ませたりしたいときにも向いています。
空気を読んで沈黙するより、ちょっとうるさいぐらいでもいいので高い声で声をかけてみましょう。

ちなみに元サッカー日本代表監督の松木安太郎さんは、試合前の選手に向けて「パーッといこうよ!」とよく声をかけていました。自分も周りも元気にするために、「パーッ」を活用してください。

藤野良孝
FUJINO YOSHITAKA

朝日大学保健医療学部准教授、早稲田大学国際情報通信研究センター招聘研究員。国立大学法人総合研究大学院大学文化科学研究科博士課程修了後、文部科学省所管独立行政法人メディア教育開発センター研究開発部助教などを経て現職。スポーツやビジネス、日常生活で使われるオノマトペの効果について多角的に研究し、テレビやラジオ、講演などを通じて普及に努めている。著書に『運動能力がアップする「声の魔法」』①~③巻(くもん出版)、『脳と体の動きが一変する秘密の「かけ声」』(青春出版社)など多数。

文/横堀夏代 撮影/ヤマグチイッキ イラスト/岩並明里