仕事のプロ
2016.11.07
社会課題解決の「場」としてのリビングラボの可能性〈後編〉
事例に見る「リビングラボ」の今

課題解決に向け、多様なステークホルダーが参加して実証実験を行う仕組み「リビングラボ」に、昨今、日本国内でも関心が高まりつつある。後編では、その実践事例として、デンマークで行われている“Give & Take Project”を紹介し、国内での先進事例や今後の課題について、引き続きコペンハーゲンIT大学の安岡美佳助教授に伺う。

安岡 美佳(Mika Yasuoka)
デンマーク・ロスキレ大学准教授、北欧研究所代表。コペンハーゲンIT大学助教授、デンマーク工科大学リサーチアソシエイツ等を経て現職。2005年に北欧に移住。「人を幸せにするテクノロジー」をテーマに、スマートシティやリビングラボなどの調査・研究に取り組む。会津若松市スーパーシティ構想のアドバイザーも務める。2022年に『北欧のスマートシティ テクノロジーを活用したウェルビーイングな都市づくり』(ユリアン森江 原 ニールセン氏との共著;学芸出版社)を出版。