2023.11. 9[ 働き方用語辞典 ]
働き方用語辞典 「アップスキリング」


アップスキリング
自身の能力をアップデートするため、より高度な知識やスキルを身に付けること
「アップスキリング(upskilling)」とは、業務する上で必要となる新たな知識や能力、スキルを学んでアップデートすること、または社員にそのような機会を与えることを指します。文字通りスキルアップ、スキル向上のことを言います。
デジタル技術の進展やビジネス現場の急激な変化に対応するため、近年では、特にITやデジタル関連のアップスキリングの取り組みに高い関心が集まっています。
技術資格の取得や新しいテクノロジーに関する研修の受講など、必要な能力を高めることで、企業と社員の双方が「生き残る」ための近道となるでしょう。
■企業がアップスキリングの研修を採用する目的や想定される効果
- ・社員のモチベーションが上がり、生産性を向上させることができる
- ・業務に対する自信ややりがいが生まれ、離職率が低下する
- ・新しい発想やアイデアを取り入れ、イノベーションのきっかけとなる
- ・業務改善による効率化やスピードアップ
■アップスキリングと関連する言葉
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・リスキリング:必要なスキルを習得すること。
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・リカレント教育:スキル向上のため、一旦職場を離れて学び直し、再び職に就くこと。
教育や学習のために仕事を辞めたり休職する点がアップスキリングと異なります。
アップスキリングと異なり、主に別の職種や職業に伴うスキルアップを指します。
アップスキリングで新たな知識や技術の獲得ができても、実際に業務でいかされなければ意味がありません。 企業はアップスキリングの研修だけでなく、実業務で活用できる環境も整えることが大切です。社員が実践を繰り返すことでスキルはさらに向上するだけでなく、仕事に対する満足感が高まり、そしてより良い成果を上げることができるようになるでしょう。