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富山県 共創スペース「コクリ」
県庁オープン化戦略に基づく新たな共創空間
- Point1
- 共創を生み出す新たなワークスペース
- Point2
- 組織の垣根を越えたコミュニケーション促進
- Point3
- 職員の意識改革・働き方改革
名称富山県 共創スペース「コクリ」
- 2022/11
- 100㎡
- ―人
- 約101万人
- 改築
事例詳細
富山県では、令和4年2月にウェルビーイングを中心に掲げた「富山県成長戦略」を策定し、その中の6つの柱のひとつとして、県庁オープン化戦略を位置づけ、県庁組織の活性化や働き方改革の推進に取り組んでいます。
築80年以上が経過する本庁舎は、会議室の不足や、職員が気軽に話せるスペースがなく他部署の職員や来庁者との交流が希薄といった課題があり、職員の意識改革・働き方改革に対応できる執務環境が求められていたことから、風通しがよく、柔軟な発想が生まれる環境づくりに着手。組織の垣根を越えたコミュニケーションを促進し、学びを共有して共創を生み出す新たなワークスペースとして、共創スペース「コクリ」を整備しました。
コクヨは、空間設計・家具提案を通じて、職員が気軽に集まり、話し合いや情報交換を行うことで、新たなアイデアが生まれる場にふさわしい空間づくりを提案。組織の活性化につながる場づくりの実現を全面的に支援しました。
ご担当者の声
アウトドアモチーフを取り入れた家具や、人数や用途に合わせて自由に組み合わせられる家具を採用したほか、Web会議や個人ワークに集中して取り組めるパネルブースも設置し、ABW(Activity Based Working)を体感できる空間となりました。
庁舎最上階の突き当たりにあるため、当初はどの程度利用されるか不安もありましたが、稼働後は多くの方に利用され、職員間や来庁者とのコミュニケーションの活性化につながっています。職員の意識改革・働き方改革につながる取組みや勤務時間前後の朝活・夕活の場としても活用されており、ここから多くの共創が生まれることを期待しています。
今後も、ウェルビーイングを感じられる魅力的な執務環境となるよう、オフィス改革に取り組んでいきます。
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富山県
経営管理部人事課
中橋 聖司
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コクヨ担当者
県本庁舎では会議室不足や職員が気軽に話せるスペースがなく他所属の職員との交流が希薄といった課題がありました。課題解決に向けた検討が進む中で、組織の枠を超えたコミュニケーションを促進し、そこから”共創”を生み出すことを目指したワークスペースを本庁東側5階に整備する方針が決まりました。職員が気軽に集まり、話し合い、アイデアを出し合うことができるような空間づくりが求められていましたので、臨機応変にレイアウトできる少しカジュアルな可動式テーブルとキャスター付きイスを配置し、またシンボリックな空間になるようinGreenのテントも設置しました。結果、このスペースは空間コンセプトである共創(co-creation)から「コクリ」と名付けられ、多くの職員に親しまれ活用されるスペースとなっています。
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岩崎 佑哉
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事例写真一覧
全景
普段と異なる雰囲気の中で仕事ができる空間。気軽なコミュニケーションやリラックスする場、職員の朝活・夕活の場としても活用。
キャンプスペース
アウトドアモチーフを取り入れた家具を採用。気分転換を兼ねてテントの中で打ち合わせをすることで、自然とリラックスでき新たな発想が生まれる。
コミュニティスペース・ミーティングペース
人数や業務内容によって家具を自由に動かすことが可能。座り心地の良さとカジュアルな空間になじむデザインの椅子を採用し、大型モニターを利用したペーパーレス会議にも対応。
コミュニティスペース
窓際にはソロワークや少人数でのカジュアルな打合せにも対応したハイカウンター席を設置。
ワークスペース
WEB会議や集中作業を快適に行えるコンパクトなパネルブースを2席設置。予約して利用することができる(写真右側)。