2023.10. 6[ 働き方用語辞典 ]
働き方用語辞典 「スキルシェア」


スキルシェア
個人のスキルやノウハウを共有すること、それにより報酬を得ること
「スキルシェア」とは、自分の持つ経験や知識やノウハウ、能力や技術などの「スキル」を、他人に「共有(シェア)」したり、それにより報酬を得る行動のことです。 モノ・コト・スキルなどの共有や提供をビジネスとするシェアリングエコノミーの一種です。
スキルを提供したい人は、口コミやSNS、有料のスキルシェアのプラットフォーム(スキルシェアサービス)に登録して、スキルを求めている人を探します。外部へ業務委託する"クラウドソーシングサービス"は、委託したい業務を登録してスキルを提供したい人からの応募を待ちますが、スキルシェアサービスでは、自分の得意なことを事前に登録して業務依頼を待つサービスです。
スキルシェアの対象となるのは、専門技術や特別な資格を要することだけでなく、趣味や特技など多岐にわたります。 写真や動画撮影、ライティングや編集、プログラミングといったデジタル系、家事育児、介護、ペットの世話などのライフスタイル系、そして相談や話し相手、外国語会話など、その人が得意とすることをシェアするのが特徴です。
■メリット
- ・好きな時間にできるため、時間を有効に使える
- ・得意なことでお金が稼げ、やりがいやモチベーションアップにつながる
- ・プラットフォームに登録し、手数料を支払うだけなので、初期投資が不要
- ・自分で価格設定ができる
■デメリット
- ・プラットフォームの利用手数料が発生する
- ・新規登録者はサービス内での実績がないためスキルを売りにくい
- ・スキルシェアを行う人によってレベルや質の差がある
スキルを提供したい人と、スキルを求める依頼者を結ぶスキルシェアサービスは増加傾向にありますが、利用するにあたって取引トラブルに注意する必要があります。信頼度の高いサービスなのか、事故やトラブルが起こった際の対応方法や補償制度が整っているのかなど、事前に確認しておくといいでしょう。