2023.6.22[ 働き方用語辞典 ]
働き方用語辞典 「共感型リーダーシップ」


共感型リーダーシップ
異なる視点・立場を理解し、尊重したうえで状況に対応していく
リーダーシップのスタイル
「共感型リーダーシップ」とは、メンバーの考え方やを理解・尊重したり、意見に耳を傾けることに重点を置いたリーダシップのスタイルです。
メンバーの意見を一方的に否定したり、トップダウンによる統率ではなく、コミュニケーションや共感を通して、メンバーの納得を得ながら関係を構築していくのが特徴です。
■共感型リーダーシップの特徴
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・柔軟な理解、共感する姿勢
相違点を指摘するのではなく、意見に耳を傾けるそれぞれの状況や立場、考え方を理解しようと努める
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・感情をコントロールする力
自身の感情に流された発言や判断をしない信念や組織の方向性を持ちながらも、周囲の意見や状況をふまえ、最善の結論を導く
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・モチベーションと心理的安全性を高める
失敗を責めるのではなく、次につながるアドバイスをしながら、挑戦を応援するメンバーが安心して自分の考えを表現できるよう、心理的安全性に配慮する
近年は、リモートワーク増加により、社内コミュニケーション機会の減少がみられる一方で、ダイバーシティの推進や働き方の多様化が進み、「コミュニケーション」や「相互理解」の必要性はますます高まっています。このような状況において、メンバーの気持ちと成長をサポートしながら、組織の目標達成に導く共感型リーダーシップは、身に着けたいスキルのひとつといえます。