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千葉市役所

対話と挑戦

新庁舎

Point1
解放感のある「オープンフロア」の執務室
Point2
ユニバーサルレイアウトの執務室
Point3
ABWを可能にする窓側エリアの活用

名称千葉市役所

完成年月

完成年月
令和5年1月

対象面積

対象面積
約48,900

対象人数

対象面積
約2,500

自治体規模

自治体規模
98万

建築種類

建築種類
新築

事例詳細Overview

昭和45年に竣工した旧庁舎は、東日本大震災をきっかけに、「1.防災機能」「2.本庁舎機能の分散化・狭隘化」「3.老朽化」が課題としてあげられ、本格的に新庁舎の整備へ向けた検討が開始されました。新庁舎における執務室機能の検討にあたっては、令和元年以降、両副市長、局長級で構成される「新庁舎開庁準備検討委員会」を設置し、執務室機能の「よりよい使い方」について整理をすると共に、「執務室機能のあり方」及びレイアウトプランを取りまとめ、新庁舎に必要となる什器・備品などを整備し、新庁舎は令和5年1月末に竣工しました。

執務室は、「オープンフロア」「ユニバーサルレイアウト」「窓側エリアの活用」の3つの柱で構成され、市長メッセージで語られている、新庁舎が職員にとって「対話と挑戦」の場となるように、新庁舎の新たな機能による運用推進が始まりました。

ご担当者の声Voice

新庁舎のコンセプトに合わせた働き方への改革が必要で、移転前から全庁的に意識醸成活動に取り組んできました。

今後も、職員一人ひとりが意欲と能力を発揮し、生み出された成果を市民の皆さんに還元できるよう、意識醸成や運用面のサポートなど継続的に取り組んでいきたいと考えています。

コクヨ担当者Comment

本案件は、令和3(2021)年6月から全庁開庁年度の令和5年の2年4カ月の間、新庁舎開庁準備支援業務を委託されました。本庁舎移転の大プロジェクトで、携わった業務は「総合調整・統括管理業務」にはじまり多岐に渡る全12項目が有り、それぞれ専門的なスキルを持つメンバーを担当として、業務遂行の体制を用意しました。振り返ると、ちょうどコロナ禍ではあったものの、全庁開庁が遅れることなく無事に迎えられ、安堵と共に私ども自身にとっても貴重な経験となりました。

特にやりがいがあった業務は、総合調整管理で、庁内外の関係者との調整と連携に注力し、移転遂行の妨げになるリスク要因の確認と課題管理のリストアップ支援を契約期間中やり遂げたことです。また、3つの柱となるレイアウトコンセプトの具現化は、空間構築を強みとする弊社の得意分野でありましたし、その他、職員用運用マニュアルの作成と新たな働き方の共有と浸透を目的とした庁内の意識醸成活動支援など、数えきれない内容ばかりです。

市の外部発信では、新庁舎の大きな特徴として「総合防災拠点・環境性能・ユニバーサルデザイン」があげられていますが、市民と来庁者、議会および職員に対するたくさんの配慮が庁舎内には施されています。これら計画の実現に関係でき、業務に携わった担当として、千葉市様のますますの進化と発展に注目していきたいです。

  • コクヨマーケティング

    関東支社

    森尾 雅士

  • コクヨマーケティング

    デザイン本部

    石﨑 己之利

  • コクヨマーケティング

    デザイン本部

    桝野 友洋

事例写真一覧Gallery

庁舎外観

まちかど広場前から庁舎外観を臨む。
庁舎はL字型のフォルムで、茶色部分が低層棟で7階まであり、奥の白く市のロゴが入っている部分が高層棟で11階まであります。

市民ヴォイド 大階段とイベントスペース

1階から2階の吹き抜け空間(市民ヴォイド)の中央にある大階段。イベントスペースや大型ディスプレイの観覧スペースにもなっています。

執務室

部門を越えたコミュニケーションの活性化とABWな働き方、職員一人ひとりの健康に配慮したウェルネスオフィスの構築を狙い、開放的な空間であるオープンフロア、ユニバーサルレイアウト、職員の業務効率と生産性の向上を目指してABWが可能なスペースを窓側エリアに設置しています。

窓側エリア(デュオワーク型)  

明るい自然光を取り込める窓側エリアに、ABWで業務内容に合わせたスペースを設置しています。

窓側エリア(ソロワーク型)

ソロワーク・デュオワーク・グループワークの3つの形態に什器を組合せることで可変できるスペースを設置しています。

執務室打合せ(ファミレススペース)

自由な発想でアイディア出しのできる“ソファ席の打合せスペース“を設置しました。

執務室 マグネットスペース

複合機と共通消耗品・共用文具とごみ箱や家電を集約しています。

窓口カウンターエリア

来庁者が多い部署のフロアーはカウンターを広く整備しています。

オープンエリア

執務室外に設置されている共用スペースです。職員・来庁者・事業者等との打合せが可能なインフォーマルな空間となっています。

リフレッシュエリア

窓面にカウンターがあり、外の景色を眺めながらリラックスできるスペースを各フロアに配置されています。

千葉みなと市民センター

低層棟2階に開設した千葉市中央区の市民総合窓口課の出先窓口です。
令和6年10月にモノレール連絡通路が完成すると、市役所前駅からのアクセスが便利になります。

待合スペース

高層棟1階にある銀行出張所前の待合スペース。奥は千葉市会計室の執務エリアとなっています。

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