2023.12.21[ その他 ]

働き方用語辞典
「マインドマップ」

#仕事術

この記事をSNSでシェア
働き方用語辞典 「マインドマップ」 働き方用語辞典 「マインドマップ」

マインドマップ

頭の中で考えていることを図式で描き出す表現手法

「マインドマップ」とは、脳の思考プロセスを、言葉やイメージをつないだ放射線状の図として展開し、可視化する表現手法です。 イギリスの著述家トニー・ブザンが考案し、思考の整理やアイデアの発想、記憶などに有効なことから、日常生活だけでなく学習やビジネスなど幅広いシーンで活用されています。

マインドマップは、中央にメインとなるテーマやキーワードを書き、そこから周辺に連想されるワードや画像などを枝分かれのように広げ、さらに関連する要素を放射線状につないで作成します。この際、色を使って描くと視覚的に効果的だと言われています。

■マインドマップのメリット

  • ・思考を書き出すと、複雑だった考えが整理され、理解しやすくなる
  • ・可視化することで、認識のスピードが上がり、記憶しやすくなる
  • ・多大な情報を一目で見渡せるため、新しいアイデアの発想や課題に気づくきっかけになる
  • ・「図」として、考えをみんなで共有することができる 

■マインドマップのビジネスでの活用例

  • ・新規事業や企画の立案

    考えを書き出し広げていくことで、今まで思いつかなかった発想を得ることができる

  • ・問題解決や意思決定

    全体像を把握しながら課題や論点を視覚的に明らかにでき、検討しながら対策を立てやすい

  • ・ブレインストーミング

    連想しながらビジュアル化することで発想が広がり、多様な意見が出やすくなる

  • ・プレゼンテーション

    文字よりインパクトがあり、視覚的に説明するツールとして聞き手の理解を助ける

  • ・社員トレーニング

    実施側:社員の思考や考えが可視化・把握でき、コミュニケーションのきっかけとなる
    参加者:企画やアイデアの立て方の練習になる

本来はペンと紙を使って描く方法が一般的でしたが、近年は専用のツールやソフトウェア、アプリ、テンプレートなど、多様な手段で作ることができます。

マインドマップは、決まった規則はなく、自分のやり方で自由に描ける点が特徴です。しかし、ただ関連キーワードを並べただけのマインドマップにならないよう、目的意識を持ちながら作成すると、より効果的な結果を生むことができるでしょう。

yougojiten_banner.jpg

この記事をSNSでシェア