2022.7. 7[ 働き方用語辞典 ]
働き方用語辞典「居抜き物件」


居抜き物件
店舗やオフィスなどの利用者が退去した後、
その内装や設備をそのまま次の利用者が引き継いで入居する物件のこと
「居抜き物件」とは、主に店舗や施設などの不動産物件において、什器・内装なども含めて以前の利用者が使っていた設備のままで他の人に貸出たり、売却したりすることを言います。これまでは飲食店や店舗、旅館、工場などに多くみられましたが、近年ではオフィスの「居抜き物件」も増えてきました。
「居抜き物件」のメリットは、
- ・入居希望者は設備を揃えるコストが削減できる
- ・業務をスタートするまでの時間を短縮が可能
- ・退去する人にとってはこだわりを持って揃えた設備や内装を引き継いでもらえる
- ・原状復帰や廃棄にかかる費用を軽減できる
など、コスト面だけでなくエコロジーの観点からも関心が高まっています。
オフィスに関しては、事業内容や社員規模に合わせたレイアウトが必要とされるため、入居を希望する人と退去する人とのマッチングが難しいという課題がありました。しかし近年ではマッチングを行うサイトや企業が登場したことで、「居抜き物件」がオフィス開設や移転における新しい選択肢のひとつとなってきています。