国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)主催「48時間デザインマラソンin東京2016」が9/1(木)~9/3(土)の3日間、芝浦工業大学芝浦キャンパスにて開催されました。

コクヨ(株)は、IAUD設立当時より理事企業として協賛しており、48時間デザインマラソンのワークショップ運営にも携わっております。今年は弊社からは参加者5名と運営2名の計7名が参加しました。
今年のワークショップのテーマは、「街とみんなのコミュニケーションをデザインする」
-2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据えた生活に密着した暮らしをデザインする-
2020年の東京オリンピック・パラリンピックには多様な方々が東京を訪れると予想されます。そこで今年は、競技開催予定エリアを中心としたフィールドをユーザーとともに巡りながら、その中で得た気づきをもとに、48時間という限られた時間の中でデザインワークを行いました。
STEP1 フィールドワーク
障がいを持った方と企業デザイナーが一緒に街を調査します。

街中には多くの障害があります、気配りされているように見えても実際は使えないものもありました。たとえば、車いす用のエレベーターなのに車いすに乗った状態では車いすの脚が壁にあたり、自動ドアの押しボタンに手が届かなくて押すことができない、、など。「ちょっと配置を変えるだけでいいのに」と、悔しい場面が多々ありました。
STEP2 気づきの共有
何気なく生活していると気づかない、隠れた課題を発見・共有します。

付箋いっぱいの気づきがありました。どの気づきをデザインに生かすかをチームで練り上げます。ここから、ハードな時間が始まります!
STEP3 デザインワーク
スケッチやモックアップモデルを各チームで作成します。

役割分担を行って、48時間みっちりと作業を行いました。使用シーンのシュミレーションを行い、実際にユーザーにご意見をいただきつつ、ブラッシュアップを繰り返します。
STEP4 発表
各チームのアウトプットは下の画像になります。
詳細は、記載できませんが、アイデア溢れるとても素敵な提案となりました。
今後は「STEP5 実証」に向けて企業と連携して進めていきます。
これらのデザインが実現されていくことを願っています。
また、最終日に行われた公開プレゼンテーションには、IAUD総裁の瑶子女王殿下にご臨席賜り、本ワークショップの今後の活躍への期待のお言葉を頂戴しております。
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