働き方から考えるコクヨのリノベーション
社会課題と企業課題を解決する、ビルのリノベーションとは?

オフィス・リノベーションをとりまく課題
自社ビルを持つ企業が直面する、オフィスの老朽化問題。建物の価値減少だけでなく、人材獲得や企業風土の醸成にとってもマイナス要因になってしまいます。
とは言え、建て替えや移転のための建築コストの高騰は止まりません。自社ビルを建て替えたくても見送っている企業も多いのではないでしょうか?

これらの問題の解決策としてコクヨが提案するのが、「自社ビル一棟まるごとリノベーション」です。
オフィス家具・文具メーカーであるコクヨがこれまでの取り組みで培ってきた独自の知見やノウハウを活かし、ワークプレイスにおける新しい価値を提供します。コクヨだからこそできる、働き方から考えるリノベーションのサービスです。
働き方から考えるリノベーションとは
では具体的に、コクヨのリノベーションにはどのような特徴があるのでしょうか。
まずは既存ビルの建築条件・設備与件に応じて、柔軟な手法で「雰囲気を刷新するためのハード改修」」を提供できる点です。例えば、活用できていなかった屋上エリアの緑地テラス化、内階段や吹き抜けの構築、外壁に開口を設けて光・風・景色を取り込むなど、用途や目的、組織の働き方に応じて新たな使い方を提供します。
さらに「働き方を変えるための継続的な運営」も、コクヨ独自の手法。リノベーションを通して、在りたい働き方の姿を描き、社内外の交流を活性化する空間・仕掛けづくりや、ブランディング戦略を支援します。また、施設運営のサポートとして、飲食店・物販店との連携、イベント企画や情報発信を担うコミュニケーター、受付業務や施設予約管理などの提供も可能です。企画から設計、施工、運営サポートまでをワンストップで行い、その新しい働き方を支援します。
コクヨのオフィス「THE CAMPUS」から見るリノベーションの効果
2021年、コクヨは築40年の東京品川オフィスのリノベーションを行い、「THE CAMPUS」としてオープンしました。

街に開かれた、“みんなのワーク&ライフ開放区”というテーマの下、ビルの1階を街に開き、従来のオフィスからの転換をはかっています。その結果、リクルート希望者の大幅増加や、組織が抱えていた「保守的な社風からの脱却」「社員が来たくなるオフィスづくり」という課題の解決にもつながっています。リノベーションにより、社会課題と企業課題を同時にコクヨらしく解決できたのです。
さらに2024年には、「THE CAMPUS」を舞台にしたイベント「CULTURE SNACK」も開催。「まちとひとのB面があつまる品川の大文化祭」をテーマとしオフィスビルの一角を街に開放する、実証実験の取組みです。品川港南エリアにオフィスを構える企業や品川に縁のあるワーカー、品川エリアの住民たちの新たな一面=「B面」を感じられる物販やワークショップが出展しました。より街に開かれ、街とのつながりを創出する新しいオフィス街の在り方へのチャレンジも広がっています。
コクヨが目指す、オフィスのリノベーションから始める街づくり
コクヨの本サービス担当チームには、街づくりや新しい働き方を考えたいという意識を持ったメンバーが集まっています。
「使う人が使い方を想像できるような場所をオフィスにつくりたい。そして、オフィスを利用者の好奇心が刺激されるきっかけになる場所にしていきたいです。そうすれば通勤自体がポジティブなモチベーションになるはず。オフィスが豊かな場所になると、労働人口が減って活気が無くなっていくオフィス街も元気にできると思っています。リノベーションから始まる、新しいオフィス街のデザインを目指しています。」

そう語るのは、担当者の一人である高橋さん。コクヨは、ビルのリノベーションによって、人間的な豊かさを残したオフィス街づくりを目指します。
オフィスを、単なる働く場所ではなく、多様な目的で利用できる自由な場所へ。コクヨの自社ビル一棟まるごとリノベーションが、オフィス街に変革をもたらします。