「日本の倉庫を空っぽにしよう!」がイベントテーマの「PASS THE BATON MARKET」。
デッドストックや規格外品など、何らかの理由で倉庫に眠っていたモノや、ワケあって販売できなかったモノを企業やブランドが持ち寄り販売する蚤の市イベントです。
さる4月23日24日、コクヨ品川オフィス「THE CAMPUS」にて、4回目となる同イベント「PASS THE BATON MARKET Vol.4」が開催されました。
(前回のnoteで23日~25日の3日間、開催予定とお知らせしましたが、緊急事態宣言の発出に伴い、最終日は残念ながらイベント中止となりました。)
私たちDAYS OFFICEも出展したイベントの様子を、たくさんの写真をまじえてご紹介します!
【目次】
両日、オープン前からエントランス前に行列が!主催の株式会社スマイルズさんによると、2日間の来場者は3,588名。並んでいる間も、会場マップを見ながら、どのブースから見て回ろうかな、フードトラックのごはんもおいしそうだな...とワクワクした空気に包まれていて、たくさんの方がイベントの開催を楽しみにされてきた様子が伝わってきます。
エントランスで入場料を払い、ノベルティを受け取ったら、いよいよ会場へ。(ちなみにノベルティはPASS THE BATONのアイコンが箔押しされたRHODIAのメモ帳! これだけでもちょっと嬉しくなります。)
入場すると、ファッションアイテム、生活雑貨、植物まで様々なブースが並んでお祭りのよう! 気になるものがたくさんあって、行ったり来たり。いや、やっぱりさっきの器買おうかな...とレポートのことを忘れそうになるくらい満喫してしまいました。
続いて、私たちDAYS OFFICEが出展するコクヨブースへまいります!
この日は販売員をしている編集部メンバーがお出迎え。
いらっしゃいませ!
今回、DAYS OFFICEが販売したのはこちら、「hang like」チェアー。
DAYS OFFICEは昨年、販売開始から5年の節目にカラーバリエーションの見直しを行ったのですが、その際、泣く泣く入れ替えとなった3カラーにデッドストックが...。しばらく倉庫に眠っていましたが、今回のイベントを機に、再びお客さまの手に取っていただくことができました◎ブランド立上から親しんできた愛着のあるカラーだったので、使い手が見つかり、一同とても嬉しかったです!
ちなみに、このGOOD WORK DAYS.を購読いただいている方は、DAYS OFFICEというと、大きなカウンターやベンチなど、「オフィス用の家具」というイメージが強いかもしれません。しかし、この「hang like」を含め、DAYSチェアーはカラーもフォルムも豊富で、お家に馴染むものも多いんですよ!
暮らしの空間にも彩りを添えるDAYSのチェアーシリーズ。気になった方は、こちら▼の製品一覧もぜひご覧ください!
ところで、hang likeの近くにある、この円の束。コクヨブースで1番人気を博した商品なのですが、何だと思います?
正解はこちら!
そう、コクヨの製品といえば多くの人が多い浮かべていただけるであろう(?) Campusノート。その製造過程でどうしても発生してしまう余剰部分のロール紙です。
ブースでは、販売員も想定外のスピードで手に取っていただき、イベントの終わり頃には完売御礼! お子さまのお絵かき用に、お洋服を作るときの型紙に、と様々な用途を思い浮かべて購入いただけました◎
室内のブースを楽しんだら、休憩もかねて、屋外のスペースへ。パスタやカレー、スープを販売するフードトラック、お茶・コーヒーやお菓子などの物販がにぎわっていました。お天気にも恵まれ、階段状のウッドデッキに座りながら、ゆったり食事をとったり、おやつ片手に談笑したり、みなさん思い思いの過ごし方で楽しんでおられました◎
レポートを終え、することはひとつ! 私もちゃっかりお買い物を楽しんできました...。せっかくなので、ふたつほど、ご紹介させてください。
ひとつは、博多発「ふくや」さんの「どこでも明太子」。ポップなパッケージに惹かれてお店の方にお話を聞いてみると、「これは例えるなら、おとな向けの『ちゅ~○』です!!」とのこと笑。「あのワンちゃんネコちゃんが夢中になると噂のあれですか?」「そうです!」ということで、試さずにはいられない...。帰宅後、ご飯のお供に食べましたが、味わい深く、ぷちぷちした触感がクセになる一品でした◎
ちなみに、「ふくや」さんは、「毎日の食卓にもっと明太子を取り入れていただきたい」、そんな熱い想いと共にはるばる福岡からご出展! ワケあって流通にのせられなかった商品の限定発売のほか、フードトラックでの販売も行い、パワフルに明太子の魅力を発信されていました。(安心安全に旅行ができるようになったら、本場に訪れたい...!)
もうひとつ、購入したのが「青山フラワーマーケット」さんの「ブーケ」!
このような社会状況で、ウエディングをはじめ、イベントで使われるはずだった多くの花が行き場を失っている。そんな「ハレの日」に活躍するはずだった花を「日常で楽しめるブーケ」にアレンジした商品です。
自分で色や種類を組み合わせて...となると悩んでしまいそうですが、プロのセンスで素敵にアレンジされていて、かつチャレンジしやすいサイズだったので、直感でこれぞ!と思ったものを選ぶことができました。
すっかりお買い物を楽しんだレポートになってしまいましたが、最後に改めて、イベントのコンセプトを振り返りましょう。「PASS THE BATON MARKET」の合言葉は、「日本の倉庫を空っぽにしよう!」。
単にモノを売る・買うだけではなく、「埋もれてしまっていた商品に光を当てる」、「価値を再定義する」ことを通して、企業やブランドがもつ「販売の課題」と、買い手の「商品の背景を踏まえた購入体験」をつなぎます。
ネットでたくさんの種類から選んで翌日届く買い物スタイルは現代らしい形で、それにも楽しさや便利さがありますが、お店の人と会話して、実物に触れて、じっくりとその商品の生産地や歩んできた時間に想いをはせるのも、また違った楽しみのある、贅沢な時間でした。
肩ひじ張らずに楽しむことが、ソーシャルグッドな取り組みにつながる。作り手と買い手の新しい関係を自然と作ってくれる。「PASS THE BATON MARKET」がつくる「場」に今後も注目です!
おわり
イベント写真撮影:梁瀬玉美 原田捺未