こんにちは!GOOD WORK DAYS.編集部です。
今回は、前編に引き続きオフィスや自宅で楽しめる椅子坐禅の実践編!引き続き、栃木県那須塩原市にある高林寺の副住職・君島真実和尚にお聞きしました。前編の坐禅について読んでからだと、より楽しめると思います。動画もあるので、ぜひ皆様もトライしてくださいね!
※今回は、前半に引き続き、リモートにて取材したため、写真はスクリーンショットでお届けいたします。どうぞお許しくださいませ。
前編はこちらです。
ーさて「椅子坐禅」なんですけど、坐禅って椅子でもできるんですか?
君島:仏教の世界では、「行住坐臥(ぎょうじゅうざが)」っていう考え方があって。行は歩く、住は立つ、坐は座る、臥は寝る。人間はこの4つの動きを繰り返して生きているとされているんです。座ってやるから「坐禅」というだけで、どの姿勢でも禅ができるんですよ。
ーオフィスなど、場所を選ばなくてもできるんですか?
君島:もちろんです。ただ、少しだけ環境を整えてあげた方がよりいいと思います。できるだけ静かな場所、適度に明るい場所、心地よい温度、景色が良すぎず目の前に物があまりないところだと集中できます。
ー今だと、在宅ワークに取り組まれている方も多いので、環境は作りやすいかもしれないですね!
君島:そうですね。できるのであれば、エアコンだとかPCから聞こえる、小さな音も気になるから切っておいた方がいいですね。在宅でしたら、少しゆったりした服に着替えるといいですよ。
ー椅子にもこだわったほうがいいんですか?
君島:もちろんDAYS OFFICEさんのがいいと思います(笑)
ーありがとうございます(笑)今回在宅で使ってみたのは、こちらのチェアです。
君島:もちろんDAYS OFFICE以外のチェアでも坐禅はできるのですが(笑)できればキャスターがなく、くるくる回らないものだといいかなと思います。座面も硬めだといい。というのも、下半身が安定した方がいいんですね。体が安定しやすく、呼吸も安定するので。ただ、環境や、椅子などは、そこまで気にしなくてもいいです。あくまで基本です。なので、それぞれの環境に併せてやっていただければ全然大丈夫ですよ。
君島:では、ストレッチから行ってみましょう。
君島:さて、ストレッチが終わったらそのまま坐禅を始めます。はじめは、10分~15分くらいでいいと思います。5分だと落ち着いてきた頃に終わってしまうので。
ーなんだか、すごく楽な気持ちになったように思いました。
君島:医学的な専門家ではないので、聞いた話ですが、息を深く吐くことで副交感神経に作用して、リラックス効果があると言われています。他にも、脳波を調べるとα波がでていたり、ハッピーホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌も確認されているみたいです。坐禅を通して、皆さんが安らかに暮らせたらいいと思うんです。日々が安らかで楽になるように願っています。
ー皆さんに最後に聞いているのですが、君島さんにとって仕事ってなんですか?
君島:考えたことないな(笑)仕事という風に捉えたことはなくて、生活・生き方というのがしっくりきます。自分がしたことで、誰かが楽になったらいいなということを、続ける。それが私にとっての仕事かなと思います。
ーオフィス...君島さんの場合はお寺かな?はどういう存在なんですか?
君島:安心できる場所ですね。自分自身もそうですし、来ていただいた皆さんにもそう思っていただければと思います。
ー今日はありがとうございました!
さて、椅子坐禅、実践編はいかがでしたか?
私たちも、坐禅をやるのははじめてというメンバーが多かったのですが、とても気分が楽になったように思います。もちろん、DAYS OFFICEのチェアでも、椅子座禅はお楽しみいただけます(笑)
私たちも気負わずに、続けていければと思いますので、皆様もぜひトライしてみてくださいね!
君島さんは、「真夜中の坐禅会」というYOUTUBE配信を始め、都内在住の方に向けて、四谷にある東長寺様でお粥と坐禅の会を催されるなど、様々な活動もされています。ご興味ある方はぜひチェックしてみてくださいね!
(おわり)