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サローネ視察 異業種交流会について

 

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おそくなりましたが、サローネの視察でミラノへ出張に行かせて頂きましたので、視察についてと先日開催した異業種合同でのサローネ報告会の模様を書こうと思います。

  今回が初めてとなるミラノサローネでは丸4日間の現地滞在で、サローネ本会場とミラノ市街地での展示を十分に堪能させていただきました。(ひたすらと歩き続ける苦行ともいえますが、、、)
今年の本会場には331,649人 (前年:321,320人)の来場者が訪れ、ヨーロッパの不景気にも関わらず国籍を問わず多くの家具関係者が集まっていました。特にアジア系(中国を中心とした団体客)の方が多かったように感じます。

  今年のフィエラ会場では、ホーム家具分野でポルトローナフラウグループ他、市内展示からメイン会場への回帰がありCassinaやCappellini等の見どころも増えてました。ヨーロッパ経済の景気の悪さもあり、新製品は少ないのかと思っていましたが主要メーカーでは景気を払拭するような華やかな展示を行なっているメーカもありました。全体としては比較的売りを意識した新製品が目立ったのではないかと思います。

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特にデザインのトレンドとして感じたことは【多様性、マルチミクス】といえるような傾向があったことです。製品単体にしても異素材の混合や、空間演出にしても一昔の前のようなピシッと決めきった整然としたものではなく、雑然さを美しく見せるような構成が多く、植栽の利用なども多くなっているように感じます。

 イタリアの楽しみでもあるランチですが、フィエラ会場での昼食は混雑で店に入るのが難しく、テイクアウトパニーニにしました。英語が片言な私はメニューにないアイスコーヒーを頼んでしまい店員さんを困らせた挙句たくさんの氷が入ったエスプレッソという新メニューを頂きました。     

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今年のフィエラ会場での展示にインパクトを残したのはオフィス家具エリアでの企画展示だったのではないかと思います。jean nouvelを全体監修として迎え「オフィスをぶち壊せ」といったテーマで様々な「仕事×生活」のシーン想定で新たなライフスタイル(ワークスタイル)を提案する合同企画展示が行なわれていました、初日のオープン時にはメディアでも多く取材されるほど注目を浴びていたようです。

 日本においても近年、ノマドワークやシェアオフィスといったワークスタイルに変化の兆しがあり、オフィス内装においてもホームテイストとの境界線があいまいになってきている事例も少なくない中、一歩先を見据えた興味深い内容になっていたように感じます。

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視察の後半では、ミラノ市街地でフォーリサローネの視察を行ないました。町全体から放たれるデザインの熱気のようなものにとても興奮させられました。フィエラ会場とはまた違った挑戦的な作品が多い中、特に目立ったのは前回記事でもご紹介させていただいた日本人デザイナーnendoです!

 複数の家具メーカーから数多くの新作発表に加え、海外デザイナーのLuca Nichettoさんと共同で行なっている自主展示ではお二方のシンプルながらどこかと親しみを感じるとても素敵な展示が行なわれていました。一緒に仕事させてもらったデザイナーが活躍されているのはやはり嬉しいかぎりです。

 また、nendoを含め、特に近年活躍されているデザイナーのつくる作品はやさしい造形で、どこか女性的なシンプルさを感じるデザインが特徴で、実際にも女性のデザイナーも活躍の数も増えてきているような印象を受けました。

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4日間の凝縮された視察を終え日本に戻り、今月の17日にKREIにて異業種の方々をお招きした合同のサローネ報告会(交流会)を実施しました。マテリアルメーカーやサローネ出展者、Co-labメンバーなど様々な方にお集まりいただき異なるテーマでサローネ報告をプレゼンテーションして頂きました。

 私自身も家具トレンド視点でプレゼンさせていただきましたが、視る人によりサローネでの着眼点や感じ方に違いがあり、ミラノサローネに新たな解釈が生まれるとても興味深いイベントとなりました。ご協力いただきましたメンバー、参加いただいた方々本当にありがとうございました。

 KREIという交流の場を生かし、社内外の様々な方と知的刺激を受けあうことも、サローネで感じた【多様性、マルチミクス】に通じる、新しい取り組みなのではないかと思いました。今後もこのような取り組みを行なっていければと思います。