ご担当者の声
今回の庁舎整備は、単に建物を新しくすることに留めず、“限られた面積の中で職員の働き方もアップデートする”取り組みでした。本庁機能が複数拠点に分かれていたことで、市民にとっても職員にとっても不便がありましたが、本庁機能を集約し、同時にフリーアドレスやABWを導入することで、職員同士のコミュニケーションが自然と生まれ、情報共有や連携の量・質が高まってきていることを実感しています。
また、市民が自由に使えるスペースを設けたことで、庁舎が「手続きの場所」から「人が集まる場所」に変わり始めています。オフィス環境と働き方、市民との関係性を“同時に”変えていくことができたのは、設計段階から試行をし続けてきたからこそだと感じています。
庁舎整備は完成がゴールではなく、より良い市民サービスが提供できるよう、引き続き職員全員で環境を育て、より使いこなしていきたいと考えています。
京丹後市は、京都府北部の海がみえる京都であります。オフィス空間以外にも豊かな自然環境、豊かな食材など多くの魅力がございますので、是非一度視察でお越しいただけますと幸いです。
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京丹後市
建設部 都市計画建築住宅課 都市・地域拠点整備推進室
楊川 優太
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コクヨ担当者
「将来を見据えた先進的な働き方に取り組みたい」というご相談を受け、弊社の梅田オフィス見学、先進自治体への視察、コンセプト策定のための職員ワークショップ、意識浸透を図るための勉強会などを実施し、ご支援させていただきました。限られたスペースの中で最大限の効果を発揮するため、オフィスコンセプトを設定し、トレードオフを意識したオフィス整備を進めました。その結果、職員間のコミュニケーション活性化に向けた全庁的なフリーアドレス導入、大幅な文書量の削減、そしてABW(Activity Based Working)に対応する多様なスペースの整備を、当初のコンセプトから一貫して実現することができました。
現在、京丹後市では増築棟に加え、既存棟の改修も一体的に行われており、そちらも合わせて新しい働き方に対応した環境整備が進められています。この取り組みは、新庁舎・リニューアルを問わず、オフィス改革を検討されている他の自治体様にとって、大変参考になる先進事例となると思います。
私たちの今回の支援が、京丹後市民の皆様へのサービス向上、そして職員の方々のウェルビーイングの向上に寄与することを心より願っております。
コクヨ山陽四国販売
彦坂 翔太
コクヨ山陽四国販売
堀谷 荘司
コクヨ
岩崎 佑哉