2023.3.16[ 働き方 ]

働き方用語辞典 「バーチャルオフィス」

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働き方用語辞典 「バーチャルオフィス」 働き方用語辞典 「バーチャルオフィス」

バーチャルオフィス

起業や登記に必要な、事務所住所や電話番号などのインフラを貸し出すサービス

バーチャルオフィスとは、事務所登録などで必要となる住所や電話番号などを貸し出したり、郵便物の転送などを行うサービスです。実際に業務を行う物理的な空間ではなく、インフラを貸し出すのが特徴です。対して、事務所の空間を貸し出すのは、「レンタルオフィス」と呼ばれます。

最近は、ベンチャービジネスの立ち上げやフリーランサーの増加、副業の解禁などで、起業するケースが増加傾向にあります。バーチャルオフィスはこうした環境下で注目されるサービスとなっており、その内容は多岐にわたります。

■バーチャルオフィスのサービス例

・住所の貸与(物理的な事務所を賃借せず、住所のみを貸し出す)
・郵便物の転送
・電話番号の貸与
・会議室の利用
・法人登記や経理業務の代行

バーチャルオフィスは、実際の事務所を準備するよりも、時間や費用面でコストが大幅に抑えられます。しかし、他の事業主と住所などが同じになるなどのデメリットもあります。

■バーチャルオフィスのメリット

・利用開始手続きが実際のオフィス賃借よりスピーディー
・賃貸や光熱費など定常的に発生するコストの削減
・プライバシーの保護が可能(登記時などに、自宅住所の登録が不要)

■バーチャルオフィスのデメリット

・特定の認可が必要な業種(士業・不動産業など)は開設不可
・他事業主と同じ住所になる可能性も考慮する

自宅など作業ができる場所があり、初期投資を抑えたい場合はバーチャルオフィスを、デスクやチェアのそろった執務空間としてのオフィス機能を利用したい場合はレンタルオフィスなど、用途に合わせて使い分けるとよいでしょう。

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