HOME > オフィスづくりに役立つコラム > 働き方用語辞典「ゴーストジョブ」
「ゴーストジョブ」とは、採用予定がないにも関わらず、雇用主が求人広告を出すことや、その求人広告のことを指します。空求人、おとり求人、ダミー求人とも呼ばれます。
書類を準備をして応募をしてもリアクションがなかったり、最初から採用される見込みがないため、求職者にとっては時間と労力の無駄であり、求職活動の妨げとなります。
■ゴーストジョブの例
・同じ内容が長期間掲載され続けている
・書類選考を通過させなかったり、面接をしたとしても採用しない
・合格しても求人広告と異なる条件や職務の案内がされる
■ゴーストジョブの企業側のメリット
・優秀な人材の確保
希望に沿う優秀な人材が現れるまで掲載し続けたり、プロジェクトや事業拡大などの将来の採用に備えて、候補者となる人材情報を収集・管理する目的として掲載することもある。
・企業のブランディング向上、広告効果
事業拡大に伴う募集といった求人をすると、成長する企業という好印象を与えることができる。また、長期間求人を出すことで、知名度アップのための広告として活用することができる。
■ゴーストジョブの見分け方
・掲載期間が長い
更新や内容の変更がなく長い間掲載し続けている場合、ゴーストジョブの可能性が高い。
・募集人数が多すぎる
企業規模に比べ募集人数が多い求人は、応募人数を増やすために掲載している可能性がある。
・募集要項が矛盾している
即戦力を求めているにも関わらず、未経験OKであったり、経験不問となっているのに対し専門的な資格保有が条件であったり、要項に矛盾がある場合は採用する意思がない可能性がある。
・給与額に幅がある
応募者を増やす目的として、給与額の上限を高く記載して掲載する傾向がある。
ゴーストジョブに応募しないためには、SNSや口コミサイトなどで企業の評判を参考し、実際に採用を行っているか確認するようにしましょう。また、信頼できる就職・転職エージェントを利用したり、同職種の他社の求人情報をチェックしながら、時間と労力の浪費にならないよう、慎重に就職・転職活動を進める必要があります。
働き方・家具・オフィス空間の
最新情報をチェック!