Interview社長訪問

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リニューアル
リフレッシュ

社員と顧客のよろこびのスパイラルをつくる
エンゲージメントを醸成するオフィス

[背景]   将来を見据え、約10年間の構想の後に完成

株式会社フソウリブテック

代表取締役社長
辻󠄀井 憲治 様

URL: https://fusolivetec.co.jp/
規模:985㎡
所在地:香川県高松市郷東町216番地

納入年月:2022年12月
業種:・住宅設備機器の販売、施工、管理
   ・屋根材・外壁材他建築資材の販売、施工、管理
   ・アルミサッシ・ドアの販売、施工、管理
   ・建築工事全般に関する企画、設計、施工、監理、請負
   ・不動産の仲介、売買


「社員の健康や命を守りたい」という思いからスタートしたオフィス計画

白髭「まず、オフィスに投資を決められた理由についてお聞かせ下さい。」

辻󠄀井「かつては『オフィスにお金をかけるな!』という考え方が会社を支配していましたが、私はその頃から『本当に今のままでいいのか?』とずっと思っていました。昔は職場内の喫煙率が高くトイレの場所一つ取っても社員に我慢を強いる環境で 『社員の健康や命を守る』という観点 が欠けていると感じていました。」

辻󠄀井社長

白髭「なるほど。私も今まで『オフィスはコストであり利益を生むのは工場や現場』という考え方を示す経営者の方に沢山出会ってきました。」

辻󠄀井「例えば、『このスペースは何でここにあるのか?』という根拠がなければ、そのスペースは決して機能的にはならないと思うのです。『何となく』ではなく、 オフィスの配置に意味を持たせる という点においてもオフィスを改善しなければならないとずっと考えていました。 オフィスを社員にとって働きやすい環境にする事は、人への投資とも言えるでしょう。

白髭「貴社は総合建設業を本業とされる中で、ハード面だけでなく 『生き方や暮らし方』と言ったソフト面も含めた『家づくり』を提案 されていますね。そんな貴社が『働き方』や『過ごし方』と言ったソフト面も重視しオフィス計画をされたことは貴社にとって当然のことなのかも知れません。」

辻󠄀井「ありがとうございます。元々、建材の販売事業から始まった当社ですが事業の拡大と共に所属社員も多様化してきました。以前は新卒入社の社員が大半でしたが今は 中途入社の社員が全体の7割 を占めます。また、 社員の約40%が女性社員 です。今回のオフィスは、この 多様なメンバーが『ワンチーム』として力を結集できる環境づくり を目指して創りました。」

社員が「未来視点」で創造的活動を行う「場」であって欲しい

白髭「お客様のオフィス計画をお手伝いする時、よくあるのが『今の机の規格がこうだからそれを基準にプランして欲しい。』とか『固定席で運用しているから人数分の席を配置して欲しい』というご希望を頂きます。この考えは『過去』を基準に置く考え方であり『未来』を基準に置けていないのではないかと思えてなりません。その点で、貴社の新社屋は 『未来視点』 で創られていますね。特に、女性や若い社員の方々の意見を尊重して計画された点で貴社の 風通しの良さや、『社員に任せる』というスタンス を感じます。」

辻󠄀井「正直言うと、私の中にも『こうしたい。こうして欲しい。』というこだわりが無かった訳ではありません。私がプロジェクトの中に深く入り込み、色々意見を言える立場にいると、社員は必ず私に意見を求めてきます。結論を私に委ねる形になってしまっては 『社員たちが自分たちで考え、創ったオフィス』 では無くなってしまいます。ですから、私は敢えて口出しをしない様にしていました。経営企画課の平原がリーダーシップを取り、プロジェクトチームのメンバーをまとめて進めてくれました。」

プロジェクトリーダーの平原課長

平原「辻󠄀井社長からプロジェクトの推進役を任せてもらえた事は『社長から信頼をして貰っている』という実感が沸き、大きな遣り甲斐を感じました。私も中途入社なのですが新たな活動を会社に提案し、実践させて貰っています。先日もオフィスに50人もの人を呼び 『マルシェ』を開催 しました。オフィスを活用し、 様々な人たちとの新たな出会い が生まれています。」

白髭「当社も、顧客接点を通常の商談以外で設けるべく、当社のライブオフィスで様々なイベントを企画、開催しています。 オフィスは単に事務処理をする場ではなく、新たな情報を発信したり、創造的な取り組みを始める場 であると考えています。」

辻󠄀井「お陰様で中途社員の採用募集で困ることはなくなりました。当社が現在着手している様々な取り組みや、発信する情報を多くの人が受け容れ、評価して下さる様になっていると感じ、手応えを感じています。この様な点にも、新オフィスは役立っています。」

白髭「素晴らしいですね。オフィスを『投資の対象』にと意思決定された効果が確実に出ています。」

辻󠄀井「自分たちで稼いできた利益ですから、それを使って何に投資するのかも私たちが決めて良いと思うのです。人は一般的に『現状維持を望む』と言われます。また、上手くいかない理由や、チャレンジをせずに何もやらない理由を『景気が悪いから』とか『市場の縮小に備えるため』と、外部環境の所為にする傾向が強いように思います。この様な考えでは、それこそ、環境とともに事業も縮小し、いつか淘汰されてしまうのではないでしょうか?継続して収益を上げるべく投資をし、 リスクを取ってチャレンジする事で利益を得、その利益をまた投資にまわすということを繰り返していく事が必要 だと思います。」

白髭「同感です。その投資の対象を『オフィス』に置いて頂きありがとうございます。最後に、オフィスづくりのパートナーを『コクヨ』に選定頂いた理由をお聞かせ下さい。」

コクヨをお選びいただいたポイントは何でしょうか?

辻󠄀井「半分は販売店さんである 四国寺岡オートドアの池田社長の存在 があります。とても活動的で、営業会社のトップとして突破力をお持ちの池田社長を信頼しています。その池田社長がコクヨさんをご紹介下さったのがとても大きかったです。
半分はコクヨさんの ブランド力 です。私はオフィス家具業界が同質化していて差別化を感じる要素が少ないと感じるのですが、コクヨさんは製品の細かいところに、メーカーとしてのこだわりを感じています。」

白髭「ありがとうございます。コクヨはオフィス家具だけでなく文具も製造販売しております。大きなものから小さなものまで扱う中で、今回ご評価いただいた様な特徴を示すことが出来たのかも知れません。また、メーカーと当社の様な販売会社、並びに四国寺岡オートドア様の様な販売店さんが互いに連携し、 地域密着で顧客サービスを継続出来る点も当社の強み と言えます。これからもしっかりサポートを続けて参りますので宜しくお願い申し上げます。」

辻󠄀井「こちらこそ、よろしくお願い致します。コクヨさんの取り組みに、今後も期待しています。」

左から 白髭 辻󠄀井社長 平原課長 四国寺岡オートドアの池田社長