Interview社長訪問

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新築
リフレッシュ

未来に向けて果敢に挑戦
メーカーとして新製品を開発しつづけるオフィス

[背景]   新製品開発のため、社員が発想豊かに働けるオフィスを創設。

株式会社ニッカリ

代表取締役
杉本 宏 様

URL: https://www.nikkari.co.jp/
新開発棟規模:720㎡
所在地:岡山県岡山市東区西大寺川口465番地1

納入年月:2023年1月
業種:刈払機、軌条運搬機を主製品とする農林土木機械の製造・販売


経営ビジョンや事業戦略についてお聞かせ下さい。

白髭「杉本社長とは日頃より親しくお付き合い頂いており『社長インタビュー』という形式ばった形でお話をするのは初めてなのですが、実はとても楽しみにしていました。今回納入させて頂いた開発棟のお話をお伺いする前に、まず、貴社の経営ビジョンや事業戦略についてお聞かせ下さい。」

杉本「実は、『何年で年商いくら』と言った、巷によくある中期計画を当社は掲げていません。時間を掛け、細かい計画を立ててもその通りにはならない。また、数字だけを追うことが目的になってもいけません。だから大きな方向性だけ示す様にしています。つまり 『100年企業に向け今やるべきことを最短・最速でやる。』 ということだけを示す様にしています。」

杉本社長

白髭「なるほど。確かに細かい数字を掲げた中期計画は外部要因によって実現出来ないケースも多く、結果に対する検証が曖昧になってしまう事が多いですね。そんな中、今回『開発棟』を建設されたことは、杉本社長が仰る『今やるべきこと』だったのですね?」

杉本「そうです。創業以降、お陰様で着実に業績を高め、国内のみならず海外においても事業拡大し、特に先代が強化してくれた中国の生産拠点が安定化し、その成長とともに会社も発展してきました。財務面も良好で、私自身、本当に強くなったと実感しています。しかし、 私はそこに安住していてはいけないという気持ちを常に持っています。

新開発棟「アイキューブ」を創設された意図は?

白髭「そうですか。ニッカリさんにとり、今必要なこととは一体何でしょう?」

杉本「園芸機器とモノレール(モノラック)という現在の当社を支える二本柱に次ぐ新製品を開発すること。つまり、 未来に向けた『第三の柱』を構築しなければなりません。 加えて海外における新たな展開として、インドへの生産拠点進出も未来のための取り組みです。」

白髭「なるほど。今回創設された 開発棟「アイキューブ」 は、正に新製品開発のための投資そのものなのですね。今日、貴社へ来てみると前回完成直後にお邪魔した時にはまだ完成していなかった『試作棟』がアイキューブの裏側に完成していました。『今やるべきことを最短最速でやる』と仰ったことを着実に実践されていますね。」

杉本「ありがとうございます。 新製品を開発することはメーカーの使命 です。開発強化の象徴となる施設の建設を『今、この時』に実行する必要性を感じ、すぐに実践しました。 現在、働いてくれている社員が今以上に働きやすく、また、未来を担う若者たちにとって『ここで働きたい』と思って貰える施設づくりを目指しました。

新開発棟「アイキューブ」
開発部

白髭「大いに共感します。最近、製造業のお客様がオフィス環境を何十年振りに更新されるケースが増えており話を聞く機会があるのですが、 『"昭和の働き方"を前提に発想し構築されたオフィス環境を、今の時代に合った形に変えていかなければ優秀な人材は入って来ない。』 との事でした。最近の学生は、近年のIT化により先進的な環境に生まれ変わった学校で学び、過ごしているため、就職先の職場環境が自分にとり働きやすい環境なのかどうかを重視する様になっている様です。」

杉本「今回のオフィス整備はそのことも考慮し、建物だけでなく、内装デザインや建具、家具の色や配置が環境として上手く調和し、利用者、来場者に 『このオフィスって、お洒落でカッコいい!』 と評価して貰える様、洗練されたものにしたかったのです。よって、その分、時間をかけて検討しました。」

コクヨを選んで良かった点を教えて下さい

白髭「今回、その提案を我々コクヨにさせて下さいましたが、コクヨに頼んで良かったと思われることがあれば教えて下さい。」

杉本「そうですね。やはり オフィスプロデュースの『プロ』 として、私たちが考えもしなかったプランを、我々が要望したことに加え提案してくれたことだと思います。計画に着手した頃、私は現場の意向を尊重したかったので、まず初めに入居する部署のメンバーにレイアウト案を考えさせたのですが、コクヨさんはその案を一旦汲み取った上で新オフィスに相応しいデザイン案をもう一案提示してくれました。私はこれが良かったと思います」

白髭「ありがとうございます。私たちコクヨは、『こんなオフィスにしたい』という お客様自身の意思を尊重した上で『プロ』の視点を加えることにより、良いプランが出来上がる と考えているので、そう言って頂けるととても嬉しいです。仕事のプロセスや成果の上げ方をご存知なのはお客様ご自身ですので、そこを大切にしなければなりません。 社員の皆さんと協力してオフィスが創れた ことを誇りに思います。これからも貴社の期待に応えていきたいと思いますが、何かご要望がございますか?」

杉本「当社は社員に対し"無制限"でテレワークを認めており、また残業撲滅にも力を入れる等、『働き方改革』推進を、全社をあげ徹底しています。私は 『オフィス』をハード面だけでなく、制度やルール、風土と言ったソフト面も含め より快適で生産性の高まるものにしていきたい と考えています。コクヨさんには、今後、どんどん革新されていくであろうオフィスの最新情報を継続的に提供して欲しいです。」

白髭「承知致しました。コクヨは全国で多くのお客様との接点をもっています。製造業の事例も沢山ございますので引き続き最新情報の提供に努めます。」

杉本「よろしくお願い致します。今後も新しい働き方に『挑戦』していくので、引き続きサポートをお願いします。」