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【オルガテック東京2026】初公開の次世代チェアーも! コクヨが仕掛ける「体験」を起点としたものづくり
公開日:2026.6.30
執筆:コクヨコラム編集部

2年に一度、ドイツで開催される世界最大級のオフィス家具見本市「オルガテック」。ここで発信されるトレンドは、世界中のオフィスづくりの指針となっています。初のサテライトイベント「オルガテック東京」はアジアのマーケットを牽引する東京で2022年から開催されました。コクヨは開催初年度から出展しています。
本記事では、オルガテック東京におけるコクヨの歴史の振り返り、そして2026年。「体験そのもの」をデザインするコクヨのものづくりの姿勢を空間全体で体現したコクヨブースについて、ご紹介します。
会期中、コクヨブースにお越しいただいた皆様、ありがとうございました。
当日お越しになれなかった方も、ぜひ、本レポートをお楽しみください。
1.オルガテック東京とは?
ドイツ・ケルンで誕生した世界最大級のオフィス家具見本市「オルガテック」。その国外展開として開催されるのが「オルガテック東京」です。
国内外150以上のブランドが出展し、来場者数は毎年約45,000名にものぼります。多様化する時代のニーズに応える「最新ソリューション」と「デザインの可能性」をリアルに体感できる、アジア最大級のプラットフォームです。
2.コクヨのオルガテック東京:2022年からの出展をプレイバック
コクヨはオルガテック東京の初回となる2022年から継続して出展しており、毎回独自のコンセプトに基づくブースで来場者を集めてきました。
2022年:Anyland 新たな「 」(あらゆる)を、軽やかに

2022年は、日本初開催となった第1回オルガテック東京に出展し、「オフィスは、もっとココロ弾む場所へ。」をメッセージに掲げました。カラフルなネオンとパステルカラーで彩った「遊園地」をモチーフとした独創的なブースは他社と一線を画す存在感を放ち、コロナ禍以降のニューノーマル時代に対応した新家具ブランド「Any way(エニーウェイ)」のプロトタイプも初公開。
ブースの高いコンセプト性とデザイン性が評価され、記念すべき初代の「ベストプレゼンテーションAWARD グランプリ」を受賞しています。
2023年:いっしょにつくろう。

2023年は「いっしょにつくろう。」をテーマに、デジタルファブリケーション技術を活用した体験型ブースを展開。VUILD株式会社とのコラボレーションにより、解体後に他拠点で二次利用する循環型デザインの木製櫓や、過去の展示家具を再利用したベンチなど共創プロダクトを多数展示し、従来の「作り手」と「使い手」の境界を取り払った新しいオフィスソリューションのあり方を提案しました。
全体コンセプト・デザイン性・機能性・独自性・サステナビリティ性の5項目すべてで評価を得て、「ベストプレゼンテーションAWARD Supported by ELLE DÉCOR」グランプリを2年連続で受賞しています。
2024年:さあ、つぎの「はたらく」へ。

2024年は、各社の働き方探しを「自分探しの旅」に見立てたコンセプトでブースを構成。入口に設けた「KOKUYO Central Station」を起点に、「Any way」「SAIBI」「DAYS OFFICE」の3ブランドをそれぞれ列車に見立てて展開し、来場者が各空間を巡りながら自社に合う働き方スタイルを体感できる構成が多くの注目を集めました。
ハイブリッドワークが定着した時代において、「モノ」の提供にとどまらない「コト」提案へのシフトを体現した出展となっています。
2025年:dive in. そして、身体の一部になる。

2025年は「雲と衣」をモチーフに、透過性の異なる布で包み込んだ没入感ある有機的な空間を演出。8年の開発期間を経て誕生した新型オフィスチェアー「ingCloud(イングクラウド)」を先行初公開し、体験者のリアルタイムの感想が空間に投影される「言葉の雲」など、チェアーの世界観と連動した体験型演出が来場者を魅了しました。

「ORGATEC TOKYO Awards 2025」でグランプリと"出展者が選ぶベストブース賞"のダブル受賞を果たしたほか、国際的なデザインアワード「MUSE Design Awards 2025」でプラチナ賞も受賞。同年最も多くのアワードを手にしたブースでした。
3.今年のコクヨブース:「Find your experience.」で体感するものづくりの思想

2026年のコクヨブースは、「Find your experience.」をコンセプトに、商品の先にある「体験そのもの」をデザインするコクヨのものづくりの姿勢を空間全体で体現した出展となりました。テーマ、空間設計、展示製品の3つの観点からその様子をお伝えします。
働く人の創造性を引き出す体験の提供者へ

今回のブース全体を貫くテーマは、「Find your experience.」。コクヨが1905年の創業以来大切にしてきた「買う身になってつくる」という精神を原点に、ユーザーの視点に立ったものづくりの姿勢をそのままブース体験として昇華させています。
ブースのイントロダクションエリアでは、社員インタビューを中心に構成したブランドムービー「Made for Experiences. Made by KOKUYO.」を上映。「人は動き続けている」をテーマにした技術展示では、長年の研究と膨大な試作・検証の積み重ねがingCloudやPROJECT:C15を生み出したことを、エンジニアの記録とともに伝えました。

「開発に至るプロセスや思想が見えた」「トップを走り続ける理由がわかった気がした」という来場者の声が示す通り、製品の背景にある哲学への共感がブース全体を貫いています。

来場者の動きが空間を変える、インタラクティブな設計
今回のブースは従来と大きく異なり、来場者の振る舞いそのものが空間を構成するインタラクティブな設計を採用しています。
歩行によって生まれる気流や振動が、空間を仕切る極薄の布に伝播し、一人ひとりの動きがブースの表情を絶えず変え続ける演出。光は10秒ごとにゆっくりと移り変わり、訪れるタイミングによって空気感が異なる、常に新しい発見がある空間となっています。
使用した布には再生素材の軽量なものを選び、圧倒的な体験スケールと環境への配慮を両立させています。会期中は長蛇の列が絶えず、入場規制がかかるほど。来場者からは、「薄い布で仕切られており、閉塞感がなくて良かった」という声をいただきました。
来場者アンケートではブースへの満足度が90%を超え、審査員からも「ものづくりのすばらしさ、偉大さが感じられる」と評価を受け、「ORGATEC TOKYO Awards 2026」で準グランプリを受賞しています。
3つのチェアーで体感するコクヨのものづくり

ブース内では、異なるアプローチで人の身体を支える3つのチェアーを展示。いずれも実際に座って体感いただき、来場者が思い思いに製品と向き合ってくださる様子が各所で見られました。
発売10周年を迎えた「Duora2」は、2024年のリニューアルで調整機能をさらに強化。フリーアドレスなど多様な人が席をシェアするオフィス環境において、座った瞬間に身体に馴染む直感的な適合性を体感できる展示となっています。

2025年発売の「ingCloud(イングクラウド)」はモニターとキーボードを設置し、実際のデスクワークシーンに近い環境を再現。「密着感が素晴らしい」「全く新しい体験だった」という声が相次ぎ、圧倒的な浮遊感と没入感は来場者の期待を超えるものとなりました。

そして最大の注目を集めたのが、2027年発売予定の次世代フラッグシップチェアー「PROJECT:C15」のプロトタイプ初公開。半立位(立つと座るの間の姿勢)にも追従する自社比過去最大の調整幅を持ち、昇降デスクにも対応できるアプローチや、それを実現する機構の工夫に「ものづくりの誇りを感じた」「グローバルで売れる」といった声が上がるなど、来場者の知的好奇心を強く刺激しました。
4.まとめ
オルガテック東京の初回となる2022年から出展を続けるコクヨは、毎年独自のコンセプトと空間演出で来場者を魅了し、複数のアワードを受賞してきました。「体験そのもの」をデザインするコクヨのものづくりへの姿勢は、展示会という場を通じて年々深化しています。
「開発に至るプロセスや思想が見えた」「トップを走り続ける理由がわかった気がした」――そんな声が多く寄せられたように、コクヨという会社そのものへの共感を生む場となりました。
コクヨのものづくりへの姿勢は、東京ショールーム(品川)でも体感いただけます。ぜひお気軽にご見学ください。
※東京ショールームは改修工事のため2026年5月23日から9月6日まで閉鎖しております。東京近郊でのご体験をご希望の方は、品川ライブオフィスをご利用ください。関西エリアの方は、梅田の「KOKUYO HQ ライブオフィス」にてご見学いただけます。
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