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成功事例に学ぶ 働き方に合わせた オフィスデザインとは?
公開日:2026.5.12
執筆:コクヨコラム編集部

時代の変化とともに、働き方やオフィスの在り方は大きく変わり続けています。特にハイブリッドワークが浸透する中で、「自社の働き方やオフィス環境はこれで良いのか」と悩むご担当者様も多いのではないでしょうか。
これからのオフィスは、単に「働く場所」であるだけでなく、生産性の向上、コミュニケーションの活性化、従業員のエンゲージメント向上 など、多くの機能を担う重要な場 となっています。
この記事では、オフィスの役割の変遷から、これからのオフィスに求められる機能、そしてその機能を空間として実現した最新のオフィスデザイン事例までを詳しく解説します。
「自社に最適なオフィスデザインを知りたい」「具体的な成功事例を参考にしたい」とお考えの方は、ぜひご一読ください。
より詳細な事例や具体的な空間のアイデアをご覧になりたい方のために、「働き方に合わせたオフィスデザイン事例集」をご用意しています。本記事でご紹介しきれなかった多数の納入事例を掲載しておりますので、ぜひお役立てください。
1.オフィスデザインは、なぜ今見直しが必要なのか?
オフィス内のレイアウト、内装、従業員の動線などを設計し、オフィス環境を改善して、従業員が働きやすい空間を設計する「オフィスデザイン」。
近年、働き方の多様化やハイブリッドワークの浸透により、オフィスの役割が大きく変化しています。それに伴い、オフィスデザインを見直す企業が増加しています。かつてのオフィスは、「効率的にタスクを処理するための作業場」として設計されていました。。しかし、IT化の進展やモバイル端末の普及し、場所を選ばず仕事ができるようになり、オフィスの役割は大きく変容しました。
そして現在、リモートワークのメンバーとのコミュニケーションに適した場や、アイデアが生まれるようなコミュニケーションの場、集中して作業のできる場など、状況の変化に効率よく対応できるオフィスが求められています。
このような背景から、経営戦略や企業のコンセプトを体現し、自社の目指す働き方を実現するためのオフィスデザインに、今あらためて注目が集まっているのです。
2.「行くべき場所」から「行きたい場所」へ。オフィスの役割の変遷

オフィスの役割は、時代と共にその姿を変えてきました。
1980年代:コンピュータが導入され、効率追求だけでなく、ワーカーの快適さも考慮され始めました。
1990年代:フリーアドレスが登場。固定デスクからの解放が進み始めます。
2000年代:デジタル化が進み、多様なオフィスレイアウトが増加しました。
2010年代:創造性が重視され、リラックス感のある空間が求められるようになりました。
現在: ハイブリッドワークに対応し、コミュニケーションの場とオペレーションワーク(集中作業)の場など、変化への柔軟な対応が求められています。
オフィスの役割は、通勤することが当たり前の「行くべき場所」から、働く場所の選択肢の一つとして、働く人にとって「行きたい場所」となるよう変化してきました。これからは、オフィスを「出社する価値のある場」へとアップデートすることが求められていると言えるでしょう。
3.これからのオフィスに求められる3つの主要機能

これからのオフィスには、出社する価値のある「行きたい場所」として、次の3つの機能が求められています。
1.ハイスペック&スペシャル(仕事への熱中)
オフィスでしかできない体験 が価値となります。高機能な設備や、専門的な作業、試作(プロトタイピング)を行える環境など、ワーカーが仕事に熱中できる場であることが、重要な機能の一つとして求められます。
2.カルチャー(企業としての風土の醸成)
オフィスは、会社の「らしさ」を感じられる場でなければなりません。チームビルディングやビジョンの共有を通じて、企業風土を醸成する機能が重要です。
3.ウェルビーイング(心理的安全性の確保)
Well-Being(ウェルビーイング)の観点も不可欠です。単に身体的に健康であるだけでなく、心理的安全性の確保 ができる空間であること。また、気分転換ができ、社会とのつながりが感じられること も、これからのオフィスが持つべき機能です。
4.求められる機能を実現する5つのオフィスデザイン

前述の「求められる機能」は、具体的な空間デザインに落とし込むことで初めて実現します。ここでは、機能に合わせた5つの空間例をご紹介します。
1.オフィス 生産性向上を目指した空間
個人の集中作業スペースと、チームで一体感をもって連携できるミーティングスペースなどの設置です。自社の働き方やコンセプトに合わせた工夫をすることで、社員の創造性や生産性向上につながります。
2.オフィス コミュニケーションの活性化を促す空間
社内交流を目的とした共有スペースや、雑談や情報共有ができるエリアなどの設置です。社員同士の会話が生まれる仕掛けが、新しいアイデアの創出につながります。
3.エンゲージメント向上を目的とした空間
オフィスグリーンやオフィスカフェは、リラックス効果を促し、雑談の機会を増やします。オフィスの雰囲気にリアルにふれることが、会社へのエンゲージメントを高めるきっかけ にもなります。
4.企業カルチャーを育む空間
エントランスや展示スペースに、自社のブランドイメージを反映する。これにより、企業理念を浸透させ社員の帰属意識を高めることが期待できます。
5.業界・業種特有の業務サポート空間
特殊な機器や商材・素材を扱う仕事は、ほとんどの場合オフィスでしか実現できません。業務に適した専門空間は、現物に触れるというスペシャルな作業を可能にし、その中での意見交換が新たなアイデア創出につながります。
5.最新オフィスデザイン 事例のご紹介
ここでは、実際にオフィスデザインによって働き方の変革を目指した、2社のオフィスデザイン事例をご紹介します。
事例1:日清食品ホールディングス株式会社 様
【コンセプト:ラクあれば創あり、創あれば楽あり】

コクヨ納入事例「NISSIN FOODS HOLDINGS Creative Office」
日清食品ホールディングスの三拠点のクリエイティブ部門を集約。アウトプットの更なる向上の為、クリエイティブ部門同士の接点を増やし、互いに影響を受け合うことを目的としています。
オープンなオフィスで、中央の床を高くしてエリアを緩やかに分割。互いに雰囲気を感じながら、楽しさを共有し、また刺激し合うことで、クリエイティビティと生産性を高めることが狙いです。床の高低差が集中エリアや交流エリアなど多様な空間を創出し、社員は業務に応じて場所を選択できます。
事例2:パナソニック株式会社 様
【コンセプト:顧客とつながる・社員とつながる・社会とつながる】

コクヨ納入事例「Panasonic Meguro Office」
パナソニックの家電事業に関する部門が一棟まるごとの移転を計画。この移転を機に、各部門がこれまでの分断されたものづくりから脱却し、開発、製造、販売を一体化させた新たなものづくりに取り組めるような場が求められました。
中階段でつながる低層フロア、多数の社員が使用する食堂フロア、他拠点の社員も利用可能なコワーキングフロアを「社員とつながる」ための重要なフロアと位置付け、多様な交流が生まれる場として構築しました。社員は目的に応じて様々なフロアを行き来し、自部門内だけでなく他部門とのつながりも促進されます。
6.まとめ
本記事では、これからのオフィスに求められる機能と、それを実現するための空間づくりの考え方、そして最新のオフィスデザイン 事例をご紹介しました。
自社の働き方や目指すべき姿に合わせて、生産性の向上、コミュニケーションの活性化、エンゲージメント向上 を実現するオフィスデザインをご検討ください。
また、本記事でご紹介した事例のほか、多様な企業の課題解決を実現したオフィスデザインのアイデアが満載の「働き方に合わせたオフィスデザイン事例集」をご用意しております。ぜひ、下記よりダウンロードいただき、貴社のオフィスづくりにお役立てください。
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