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働き方用語辞典「ゾーニング」
公開日:2025.12.11
執筆:コクヨコラム編集部

ゾーニング
空間や土地などを用途に基づいて区分すること
「ゾーニング(zoning)」とは、空間や土地を用途や機能ごとに分割したり、対象を属性別に分類し配置したり、年齢制限により利用を区分けすることを指します。英語で「分ける、区分する」という意味で、都市計画やオフィス、住宅、売場、医療機関など、幅広い分野で使われます。
■ゾーニングの具体例
―都市計画
土地を住宅地や商業地、工業地、公共施設など、利用目的別に分類して区画割りをすること。
―住宅
リビング、寝室、キッチンなど、用途や動線に沿って区切ること。
―ネットワーク
ネットワークを複数に分割し、アクセス可能な区画とアクセスできない区画に分けること。
―医療機関
病院や医療施設において、病原体に汚染されている汚染区域(レッドゾーン)と、汚染されていない清潔区域(グリーンゾーン)に分けること。
―建築
空間を目的やテーマに分けて配置すること。
―売場
デパートやスーパー、コンビニなどで、商品をカテゴリーごとに分類し配置すること。
・売場構成(ゾーニングレイアウト):動線やスペースなどを考慮し、商品の並びや配置を決めること。
・ゴールデンゾーン:顧客の目に留まりやすく手が届きやすいゾーンで、主に新商品や人気商品を並べることが多い。ゴールデンゾーンの商品の配置によって、売上や利益、イメージが異なってくる。
・バーチカル(垂直)陳列:商品を縦方向に並べる陳列方法。
・ホリゾンタル(水平)陳列:商品を横方向に並べる陳列方法。
―年齢制限
お酒やたばこ、映画やゲーム、ネットサービスなど、年齢によって利用・販売を区分けすること。
■オフィスにおけるゾーニング
オフィス空間を、用途や機能、テーマごとに区分けし配置することを言います。
―区画の種類
・ワークスペース:執務スペース、リフレッシュスペース、ラウンジスペース など
・共有スペース:会議室、給湯室、社員食堂、応接室、受付エリア など
・情報管理スペース:サーバールーム、セキュリティルーム、役員室、金庫室 など
■オフィスにおけるゾーニングのメリット
・効率的な動線や働きやすい環境を整えることで、生産性の向上が期待できる。
・自由に交流ができるリフレッシュスペースを設けることで、コミュニケーションの促進につながる。
・立ち入りやアクセスを制限することで、セキュリティ対策を強化することができる。
オフィスでゾーニングを取り入れる際には、まず用途や目的を明確化し、無駄なスペースがないように配置することが望ましいでしょうまた、組織の現状だけでなく、社員数の変化や組織改編、働き方の多様化など、将来の変化に柔軟に対応できるよう適切にゾーニングを行うことが重要ですです。
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