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働き方用語辞典「ワークプレイスストラテジー」
公開日:2026.6.18
執筆:コクヨコラム編集部

ワークプレイスストラテジー
企業の競争力の強化を目的に、働く場所や働き方を中心とした労働環境の最適化を図る設計・戦術のこと
「ワークプレイスストラテジー」とは、組織の企業価値を高めるために、自社の経営戦略や状況に応じて働く場所や働き方を中心とした労働環境を改善させることで、「ワークプレイス戦略」とも言われます。
ワークプレイスというと、従来はワーカーの執務スペースを意味していました。しかし、リモートワークやハイブリッドワーク、ABWなどの働き方の変化に伴い、多様な場所で仕事することが多くなったことから、オフィスに限らず自宅やカフェ、出張先、旅行先、デジタル空間など、仕事をする場所という意味で使われています。
また、オフィスの概念も、社員が集まって仕事をする場所から、コミュニケーションの活性化や生産性・帰属意識の向上など、多様な役割を担う空間としての価値が求められるようになりました。
近年、人手不足の深刻化やIT技術の発展、働き方改革、ワークスタイルの多様化など、急激に変化する社会環境の中で、企業の競争力を高めるためには、快適に働ける環境を整えてワーカーの満足度や生産性を向上させることが必要となっています。
■ワークプレイスストラテジーの具体例
・各拠点にグループ会社や支社のオフィス、倉庫などが分散していた
→点在していたオフィスを一か所に拠点統合する
・リモートワークするワーカーが多く、使用しないデスクが多い
→デスクを減らしてレイアウトを見直したり、出社率を考慮した面積のオフィスに移転する
・リモートワークの影響で、コミュニケーションが不足している
→コミュニケーションを取りやすいラウンジやリフレッシュスペースなどを設ける
・オンライン会議をすることが多い
→リモート会議がしやすい個室を設置する
■ワークプレイスストラテジーの取り組みによるメリット
・業務効率の向上
対面でのコミュニケーションが活性化することで、チームの一体感が醸成されるだけでなく、他部門との連携が強化され、業務の効率化や新たなアイデアの創出につながる。
・エンゲージメントの向上
働く環境を改善させることで、エンゲージメントが高まり、生産性の向上も期待できる。
・優秀な人材の確保
働きたいと思える空間に整えることでブランド力が向上し、採用の促進や定着など、人材の確保につながる。
・コストの削減
フリーアドレスを導入し個人の床面積を減らしたり、拠点統合して重複する会議室のスペースを減らしたりと、設備コストを抑えることができる。
・柔軟なワークスタイルの実現
働きやすい環境をつくることで、ハイブリッドやテレワークなど、働き方を選択する機会が生まれる。
ワークプレイスストラテジーにおけるオフィスの見直しの際には、投資が必要となります。オフィスの移転やレイアウトの変更、新たなスペースの設置など費用がかかるため、事前に自社の現状やワーカーの意識を調査し目的を明確化することで、最適なワークプレイスの構築を図ることができます。
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