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働き方用語辞典「オフィス(出社)回帰」
公開日:2025.12.25
執筆:コクヨコラム編集部

オフィス(出社)回帰
リモートワークから、オフィス勤務へと戻る流れ
「オフィス(出社)回帰」とは、コロナ禍にひろまった在宅勤務から、オフィス勤務を中心とした働き方へと移行する動きを指します。
オフィス回帰は、毎日出勤する完全出社型と、オフィス勤務と在宅勤務やリモートワークを組み合わせたハイブリッドワークの2種類に分けることができます。
近年、在宅勤務やリモートワークによるコミュニケーション不足や生産性の低下、組織の結束力の低下などが課題となり、オフィス回帰を推進する企業が増えています。
国土交通省の「令和6年テレワーク人口実態調査※」によると、2023年のテレワーク実施率は24.6%%で、2021年以降減少しています。一方で、テレワーカーの7割以上が「週1~4のテレワークと出社を組み合わせたハイブリッドワーク」を希望しています。若い世代を中心に、テレワークを取り入れた柔軟な働き方を求める傾向があります。
※出典:「令和6年度テレワーク人口実態調査-調査結果-」(国土交通省)
■オフィス回帰のメリット
・コミュニケーションの活性化
対面することで、コミュニケーションが活発になり、アイデアの創出につながるほか、コミュニケーションの齟齬を防ぐことができる。
・生産性の向上
通信環境や作業環境が整っていることから、業務をスムーズに進めることができ、仕事にだけ集中しやすい。また、その場で相談したり質問したりできるため、効率的に働くことができる。
・結束力の強化
毎日顔を合わせて交流することで信頼関係が深まり、チームの一体感が強化される。
・人材育成の促進
オフィス勤務により、上司・先輩が部下・後輩にOJTしやすいため、若手の成長を促進することができる。
■オフィス回帰のデメリット
・通勤による負担の増加
通勤時間や満員電車を要因に身体的・精神的ストレスを感じ、モチベーションの低下につながる可能性がある。
・不満の噴出
オフィス勤務により、仕事とプライベートの時間調整が難しくなるため、ワーク・ライフ・バランスが崩れ反発を生むだけでなく、離職につながる恐れがある。
オフィス回帰を進める上で、働きたいと思える環境をつくることが鍵となります。気軽にコミュニケーションできるリフレッシュスペースや業務に集中しやすいスペースを設置したり、フリーアドレスを導入したりと、快適に働けるオフィスを目指しましょう。また、育児や介護を担う社員には、ハイブリットワークを選択できるようにするなど、柔軟な働き方を提供することで不満を軽減することができます。
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