HOME > オフィスづくりに役立つコラム > 働き方用語辞典「ピアメンタリング」

ピアメンタリング
同僚同士が、対等な立場で互いに自身の知識や経験を共有し、成長を助け合うメンター制度のこと
「ピアメンタリング」とは、対等な関係の同僚同士が集まり、互いの関心ごと、相談ごとだけでなく、スキルや経験などを共有し学び合う取り組みです。「ピア(peer)」は仲間という意味で、同等なレベルの人々が話し合うことで、相互成長を図ることができます。
従来のメンター制度は、経験や知識が豊富な先輩が後輩に対して、一方的に指導します。これに対してピアメンタリングは、上下関係のない社員同士が、メンター・メンティーを同時に担いながら行います。3~4人、6~8人などの複数人が、定期的に継続して集まり、自由に対話を行います。
以前は、大学などの教育機関で行われていましたが、近年は社員の能力開発や信頼関係の構築、連帯の強化などを目的として、導入する企業が増えています。
■ピアメンタリングのメリット
・オープンな雰囲気を醸成
対等な立場のメンバーと行うため、利害関係がなく、率直に打ち明けやすくなる。
・幅広い視野の獲得
背景が異なる他部署のメンバーと接することで、新たな視野が広がる。
・スキルの向上
互いの知識やスキルを共有し合うことで、スキルアップの機会となるだけでなく、自身のスキルを再認識することができる。
・モチベーションの向上
同じ目標を持つメンバー同士が集まり意見を言い合うことで、仲間意識が生まれ、モチベーションが高まる。
・負担の軽減
先輩や上司などがメンターとして費やす労力や時間の負担を軽減することができる。
ピアメンタリングを行う際には、他のメンバーの意見を否定するのではなく、理解し尊重する姿勢を持つことが大切です。また、自身の背景や考え、悩みなどを素直に共有することで、気兼ねなく話せる雰囲気が醸成されます。そうすることで、有益なフィードバックが集まり、新たな解決策を生み出すことができるでしょう。
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