HOME > オフィスづくりに役立つコラム > 働き方用語辞典「エンゲージメント」

エンゲージメント
ビジネスにおいて、企業と従業員や顧客との深いつながりを示す言葉
「エンゲージメント」とは、「婚約、誓約、契約、約束」などの意味で、結びつきの強さを表す言葉です。ビジネスにおいては「企業と従業員」や「企業と顧客」との関係性の強さを指し、従業員や顧客が企業やブランドに対する思い入れや愛着心を意味する概念としても使われます。
なお、関連用語として「ワーク・エンゲージメント」があり、ワーカーの仕事に関連するポジティブで充実した心理状態のことを示す類義語です。
■従業員エンゲージメント
企業と従業員の対等な信頼関係を表し、主に人事の領域で用いられます。働きがい・やりがい
を感じ、企業ビジョンや方針へ共感し、企業に愛着を持つ場合、エンゲージメントが高いと言えます。
■顧客エンゲージメント
企業と顧客との双方の信頼関係を表し、主にマーケティングの領域で用いられます。企業やブランドに対して好印象を持ち、企業が発信するSNSへ「いいね」をしたり、商品やサービスに対するポジティブな口コミを投稿したりする場合、エンゲージメントが高いと言えます。
■エンゲージメントが注目される背景
・優秀な人材の確保
人手不足や人材の流動が進む中、優秀な人材を確保するためには働きやすい環境を整え愛社精神を高める必要がある。
・価値観の多様化
急激な社会変動に伴い、働き方やライフスタイルが多様化する中、個人の価値観を尊重し、働きがいを感じられる環境が求められるようになった。
■従業員エンゲージメントを高めるメリット
・モチベーションの向上
従業員の成長支援や信頼関係の構築により企業への貢献意欲が高まり、仕事へのモチベーションが高まる。
・組織の活性化
モチベーションが向上することで、自主性が高まり、積極的に問題解決や意見交換をするようになる。活発なコミュニケーションを通じて、組織の連携も強化する。
・企業価値の向上
働きがいを感じ熱意を持って働くことで、サービスや製品の品質が高まり、顧客満足度や企業価値の向上が期待できる。
・競争力の向上
企業への愛着を持つ経験豊富な社員が定着することで、生産性が向上し売上・利益が増加すると共に、企業の競争力を高めることができる。
エンゲージメントを高めるには、まず社員の意見に耳を傾ける必要があります。アンケートやヒアリングを通して、仕事や企業に対する考えを調査し、現状や改善点を把握しましょう。また、普段から意見を言いやすい風土作りや適材適所の人材配置、成長支援など、働きやすい環境を整えることで、深い信頼関係を築くことができるでしょう。
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