2021.4.27[ WORK TRANSFORMATION ]

複数社との提携により
顧客に最適な立地・設備のシェアオフィスを提供
~H¹T~

 複数社との提携により 顧客に最適な立地・設備のシェアオフィスを提供 ~H¹T~  複数社との提携により 顧客に最適な立地・設備のシェアオフィスを提供 ~H¹T~

野村不動産は2019年10月、サテライト型シェアオフィス「H¹T」の1号店となる新宿西口店を開業しました。コロナ禍によってシェアオフィスに求められる機能はどのように変化してきたのか、また、今後のサードプレイスが担う役割とは? 「H¹T」事業担当者に伺いました。

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野村不動産株式会社
都市開発事業本部 ビルディング事業一部 事業二課
課長 吉田 篤史 様

H¹T
https://www.h1t-web.com/

 

――野村不動産がサテライト型シェアオフィス事業を始めたきっかけは?

吉田:「H¹T」を開業した2019年時点、多くの企業では働き方改革に取り組んでおり、「長時間労働をいかに是正するか」という課題を抱えていました。そこで、シェアオフィスという事業を通じて課題解決に貢献できればと考えました。例えば、ワーカーの自宅近くにシェアオフィスがあれば通勤時間を短縮できます。また、営業先の企業の近くにH¹Tがあれば、わざわざ自社に寄らなくても短時間だけ仕事をして帰宅することもできます。さらに、2020年夏に東京オリンピックが実施予定だったため、通勤混雑の緩和を解決する手段としてシェアオフィスのご提供を考え始めた、という経緯もあります。

 

無人運営でもグリーンを生かした心地よい空間を実現

――「H¹T」の特徴は?

吉田:無人での運営を行っているため、予約入退室管理システムを構築し、セキュリティ面でご安心いただける環境をつくっています。また、永続的に使用していただける料金設定もポイントです。なお、私たちと同じようにシェアオフィス事業を展開している東京電力ホールディングスや東京メトロ、東武鉄道、西武プロパティーズと提携し、いずれの施設もH¹Tの予約システムを通して利用できるようになっています。また、立地や床面積に応じて個室の割合を変更する等、レイアウトを工夫しながらオフィスをつくっています。

――オフィスの設備に関するこだわりは?

吉田:無人運営とはいえ、オフィスにいらっしゃったお客さまには、心地よく過ごしていただきたい思いがありました。そこで1号店となる新宿西口店では、野村不動産がこれまで培ってきたオフィスノウハウを生かして、バイオフィリックデザイン(観葉植物などを多く取り入れたレイアウト)をはじめとする様々な要素を取り入れつつ、カフェを意識した落ち着いた空間を目指しました。

――コロナ禍を受けての変化は?

吉田:まずコロナ禍をきっかけに、契約企業の件数や利用人数が著しく増えました。契約企業は2020年3月末で約400社でしたが、現在は1,000社を超えました。また契約人数は、2020年は約25,000人でしたが、2021年3月には100,000人を突破しました。コロナによってテレワーク人口が一気に増えたこともあり、「自宅だと集中できない」「モードを変えて働きたい」等の様々なニーズに応じてご活用いただいています。また、出社制限等の流れを受け、自宅近くの郊外店で半日~終日といった長時間の仕事をなさる方もいらっしゃいます。

コロナ禍をきっかけに、施設の使い方にも変化が見られるようになりました。特に顕著なのは、オフィスでオンライン会議をなさる方が増えたことです。それに伴って「ブース席でオンライン会議をしたい」というニーズが高まったため、個室だけではなくブース席でもオンライン会議で会話ができるように運用上ルール変更しました。変更に伴い、サウンドマスキングを設置し隣席の音が聞こえにくい状態にしたこともあり、快適にお使いいただいているようです。今後も、アンケートなどでお客さまの声を拾いながら、ニーズに応えていきたいと考えています。

 

お客さまが求めるオフィスの立地と機能を提携企業と協力しながら提供したい

――利用なさる方の業種や部署などで変化を感じることは?

吉田: IT・通信関連企業等を中心に登録が進み、それ以外の企業でも「カフェなどでテレワークをするよりもシェアオフィスの方がセキュリティ面で安心」という認識の広がりを受けて、シェアオフィス利用を認める流れが整ってきました。また、各企業で窓口になるのは人事・総務などの部署でしたが、最近は「まずは小規模の部署単位でトライアルして、全社に拡げていく」という流れも目立ちます。

――シェアオフィスとして感染対策は?

吉田:無人運営ということもあるため、それぞれの席に除菌シートを置いて、利用前後にテーブルを拭いて下さるよう各利用者様にお願いしています。

また、飛沫拡散防止のためのアクリルパネルを各テーブルに設置したり、ソーシャルディスタンスを十分に確保できるよう席を間引くなどの対策も行っています。

――今後コロナが収束したとして、働き方の流れはどうなる?

吉田:コロナ禍をきっかけに生まれた「仕事の内容によってワークプレイスを変える」という流れは今後も続くと考えています。しかし、「シェアオフィスがあれば自社オフィスは不要」となることは決してないでしょう。なぜなら、今回のコロナ禍を通して、アイディアの創出、社員教育、従業員のエンゲージメント向上等々、自社オフィスでなければ実現が難しいことを、改めて見直すきっかけになったと思います。また、オフィスに来ることで、達成感をはじめとする様々な感情を分かち合いながら働くことは、社員にとって思い入れのある自社オフィスでなければ難しいと考えています。私たちはお客さまにとって最適な立地・設備のシェアオフィスを、提携企業と協力しながらご提供していきます。

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1号店である新宿西口店は、木の質感を生かしたインテリアやグリーンで落ち着いたカフェ風の雰囲気を実現。

 

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お客さまの要望に応じて、それまでは会話禁止だったブース席でも会話ができるようにルールを変更。

 

今回は、H¹T様の取り組みをご紹介させていただきました。

他にも20201年間のデータでの振り返りから、1stプレイス、2ndプレイス、3rdプレイス各企業の実例、感染症やワークエンゲイジメントなどの有識者へのインタビューなどをまとめ、様々な視点から熟考と判断を「WORK TRANSFORMTION vol.3」にまとめました。ぜひご一読いただき、これからのオフィスづくりご検討にお役立てください。

 下記の「ダウンロードボタン」よりダウンロードをお願いいたします。

 

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