磁気フイルムを製造している工場の、見学通路及び商談スペースのリニューアル。クラウドによるデータ管理に世の中に浸透していくにつれて、膨大なデータの保管を可能にするBCP用磁気フィルムの世界需要が伸びている。
空間に求められたのは、ものづくりをしている工場の雰囲気を残したまま「先進性」が感じられること。
建築躯体に手を加えるところ、加えないところを決めて元の工場の雰囲気とリニューアルした部分の新しさの同居・反比という手法をとった。手を加えないところはそのままの状態を残し、逆に、手を加えるところはブラックアウトしている。さらに、ブラックアウトした空間の中にライン照明が通す
「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。小さなものから大きなものまでスケールにとらわれずデザインすることで、これまで気づかなかったより豊かな日常が生まれると考えています。
よりよいものは当たり前な日常の中に潜んでいます。わたしたちは文具といった小さなものから建築という大きなものまで、ひとつひとつを丁寧に、スケールを行き来しながら行為やその場所を作ることを大切にしています。これからの日常をつくるために、まずひとつながりの日常を行為で分解し、一人ひとりが、もっと自分らしく、もっとワクワクする組み合わせを考えていきます。たくさんの行為がいきいきと結びつくことで、WORKとLIFEはより豊かになるに違いありません。「はたらく」ことから「まなぶ」「くらす」ことへ。そこに生まれるいくつもの行為 を想像し、これまで気づかなかった次の日常をデザインしていきます。