八王子の郊外にある研究所の食堂。研究室に籠りながら日夜仕事を行う社員にとって、愛される食堂、憩いの場をつくることが求められた。
「自分達でできるところは自分たちでつくる」
クライアント参加型ビルドを醸成することよって、社員が「これが私たちのイートスタイルだ」と感じられる空間を目指した。
自分で手作りした家や庭に「ああ、これが私のライフスタイルだ」と感じることがある。このプロジェクトでは、クライアントと共にサインを手作業で作り、照明を取り付け、何度もお皿を探しに歩き周った。空間に使われる素材は、例えば、内装下地材や量販のテーブル脚など、安価で手に入り易くはあるが本物にこだわり、組み合わせることで素材の持つ力強さを引き出す空間が実現した。これはまさに、日清食品が目指す「らしさ」である。
チョークアート CHALKBOY
Nacasa & Partners
商店建築2018年7月号