2020.10. 2[ 働き方 ]

WORK TRANSFORMATION vol.2 ~働き方の変化から、これからのオフィスを考える~

#Covid-19対策 #コクヨ

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WORK TRANSFORMATION vol.2 ~働き方の変化から、これからのオフィスを考える~ WORK TRANSFORMATION vol.2 ~働き方の変化から、これからのオフィスを考える~

 新型コロナウイルス(COVID-19)は、私たちの生活や働き方に、大きな影響とこれまでにない経験を与えました。一方、多くの企業・組織が、在宅ワークやWEB会議など新しい制度やルールを導入し、個人・ワーカーもまた、新しい働き方に適応してきています。

2020年6月に公開した『WORK TRANSFORMATION コンセプトブック Vol.1』では、この転換期において、これからの働き方やオフィスはどうなっていくのか、短期的なオフィス運用回復と、中長期的なオフィス戦略テーマを提示しました。

 今回の『コンセプトブック Vol.2』では、めまぐるしく変わる状況のなか起きている事象をできる限りデータ化し、分析。ワーカーの行動や価値観の変化、経営者の考え、ファシリティ環境に求められるものは何かを示しました。また、そこから見えるワークプレイスのあり方を、より長期的な視点で考案しています。

本記事では、その内容を一部抜粋してご紹介します。

データから見る行動・意識・価値観 5つの変化

 新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大防止の観点から、従来の働き方は見直しを迫られました。さらにDX(デジタル・トランスフォーメーション)の加速により、働き方が急速にかつ強制的にアップデートされました。

 コクヨでは、「オフィスの面積比率」「会議室の利用率」「書類量」「社員の意識」といった『働き方』を軸に、さまざまな調査を継続的に実施。その調査結果をもとに、従来の私たちの概念の変化について、「データから見た5つの変化」としてまとめています。

1. 社員行動はどう変わるのか?

ワーカーが会社に行く目的と意味
1stプレイス(ホーム)と2ndプレイス(オフィス)とでは、快適に行える業務が大いに異なることが明確に。また、ワーカーがあえてオフィスに行く理由には、「コミュニケーション」(32.9%)のような自宅では捗らない作業だけでなく、「印刷・押印」(26.3%)「当番制」(9.8%)といった回答もあり、働く環境の仕組み課題が浮き彫りにもなる結果に

文中画像_KOKUYO_WORK_TRANSFORMATION_Vol02.jpg

2. 経営はいま、何を考えているのか?

働き方改革が最優先に  
 新しい生活様式を組織に定着させるための施策には、「ICTの導入/遠隔コミュニケーション/オフィス環境改革」といった「場づくりを重視する」考えが76.9%を占めた。

3. コロナ禍におけるワーカーの価値観は

働く人の思考を6つに分類
 全s世代平均でもっとも多かったタイプは、「自分ルールで新しい働き方への適応を目指すワーカー」(24%)。また、「在宅勤務志向である」と答えたワーカーが半数近くいるなか、「センターオフィスが必要」と考えるワーカーは64.4%という結果に

4. DXによる働き方の変化

在宅勤務の導入で、DXが加速
 在宅勤務中にWEB会議が中心となったことで、「無駄だと思う会議・打合せが減った」(73.3%)という結果に。社外接続環境への投資も今後一層重視される。

5. これからの時代に求められるファシリティ

求められるオフィスの役割と機能
 オフィスと自宅の使い分けの働き方が浸透するなかで、今後のオフィスで変えていくこととして、「ABWを促進する場づくり」(18.1%)に注目が集まっている。

これからのワークプレイスを考える

 ABWをはじめとした多様な働き方と、DXへの急速な移行といった変化に対応するため、ワークプレイスポートフォリオを戦略的に描いていく必要があります。コンセプトブックVol.2の後半では、「これからのワークプレイスをどのように考えていくべきか?」について解説します。

 そのなかで、センターオフィスをデザインするうえで必要な「行動要素=アクティビティ」を、「チームビルディング」、「高集中ワーク」など大きく7つに分類。7つのアクティビティを取り入れた5つのモデルプランを掲載しています。中長期的な目標やありたい姿、オフィスの位置づけの検討にお役立てください。

 今後、企業には予測のできない緊急事態に遭遇した際にも、柔軟に変化に対応できる働き方とオフィスに転換することが求められています。コクヨは、感染拡大防止対策に加えて、デジタルワークやセンターオフィスの付加価値を調合し、企業やワーカーの持続的な成長を、働く場のあり方からお手伝いさせて頂きたいと考えています。ぜひコンセプトブックをご一読いただき、これからのオフィスづくりご検討にお役立てください

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