これだけは知っておきたい、上手にアイデアを引き出す方法

会議6:脱・常識と4つの切り口でアイデアを生み出す

あなたの思考、「常識」に
縛られていませんか?

会議ではアイデアを求められるシーンが多くあります。そんなときに参加者から様々な発言が飛び出すと、ディスカッションの進行がスムーズになり場の空気も活性化します。今回は、そんな会議におけるアイデア出しに有効な2つのステップをご紹介しましょう。

まず1つめのステップは、「常識」を挙げることです。業界や社内で「こうあって当然だ」と思われているルールや思考の枠、慣例などを列挙してみましょう。すると、「あれ、これって本当にこうじゃなきゃいけないのかな?」と疑問がわいてくる事項があるかもしれません。それを、一度取っ払ってみましょう。

例えば、残業削減のアイデアを考える際、残業に対して常識になっていることは何かを考えてみます。「プレゼン前日は残業する」、「上司が残っていたら部下も残る」、「繁忙期の残業は仕方ない」...。こうした常識により、発想の領域が狭くなっていないでしょうか。常識を外すことで、思いのほか自由なアイデアが出てきます。いわば、「考える起点」となるわけです。

会議の進行役は、「残業について、社内で当たり前になっていることはありませんか?」、「無意識のうちに常識になっていることがないか、まずは考えてみませんか?」などと投げかけてみるといいでしょう。

常識を打ち破るための
アイデア出しの4つの切り口

常識がひと通り出たら、次に「4つの切り口でアイデアを考える」という2つめのステップへと移ります。ものごとを考える切り口は世の中にたくさんありますが、この4つを覚えておくと応用が利きます。

1. 引き算思考  ...何かを引く・やめる
2. 逆算思考   ...何かを反転させる
3. 掛け算・割り算思考 ...拡大・縮小する(規模やサイズを変える)
4. 意外性のある足し算思考 ...関係のないものを組み合わせる

例えば、以前は常識だった機内での無料食事サービスなどをやめた(引き算思考)格安航空会社(LCC)、子ども向けのお菓子を大人向けに転換した(逆数思考)「オフィスグリコ」、学生向けに量を増やしたカップラーメン(掛け算思考)「スーパーカップ1.5倍」、寿司にアボカドを入れた(意外性のある足し算思考)カリフォルニア巻き...というように、世の中のヒット商品やサービスの多くが、この4つの切り口で生まれたアイデアです。

「付加価値をつける」というと、つい足し算ばかりを考えてしまいますが、不要なものを引いてシンプルにしたり、方向性を逆転させたり、比率を変えてみたりすることで、思わぬアイデアにつながることもあります。会議の進行役には、アイデアを引き出す「アイデア・マネジメント」のテクニックが求められます。こうしたヒントとなる切り口を提示して、メンバーの発想を刺激してみましょう。




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2019.10.28
作成/コクヨ

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