2021.6.21[ 働き方用語辞典 ]
働き方用語辞典
「バイオフィリックデザイン」


バイオフィリックデザイン
建築物の中に、自然や自然を模した要素を取り入れていくこと
「バイオフィリア仮説/ Biophilia hypothesis」は、1984年に生物学者エドワード・O・ウィルソン(Edward Osborne Wilson)が、提唱した「人間には先天的に自然や他の生物との触れ合いを求める本能的傾向がある」というの概念です。そしてバイオフィリックデザインは、その概念を取り入れたデザインのことです。
バイオフィリックデザインでは、従来の「労働環境」とは異なり、オフィスにいながら緑を感じれる場所づくりのために、植物や自然の香り・音・自然素材を使った家具や、自然の風景を彷彿させるカラーやインテリアなどを取り入れます。
バイオフィリックデザインの代表的な効果は、ストレスの軽減です。コクヨの独自調査ではオフィス家具に自然素材が使われている環境で働く人とそうでない人を比較すると、前者で幸福感、創造性、集中度をはじめとするポジティブな要素が格段に増え、イライラや疲労感などのネガティブな要素が減少することが明らかになりました。
「健康経営」や「WELL認証」、「ウェルビーイング」等、ワーカーの健康面を配慮したオフィスづくりが注目される中、自然とのつながりをもつ空間もオフィスで取り入れ始められています。
-関連リンク-
「inGREEN」https://www.kokuyo-furniture.co.jp/products/office/ingreen