働き方用語辞典

ウェルビルディング・スタンダード
うぇるびるでぃんぐ・すたんだーど

オフィスにおけるウェルビーイング(満足できる生活状態・幸福度)の向上を目的に、2014年からアメリカで始まった建物と室内環境の国際的な新認証制度。

解説

日本では「WELL認証」とも呼ばれているウェルビルディング・スタンダードは、医師や科学者、各業界の専門家の共同研究によってつくられた、人と健康に焦点を当てた世界初の認証制度です。
評価対象は、ビル、内装、そして共用設備。認証レベルにはプラチナ、ゴールド、シルバーの3種類があり、評価必須項目のほか、加点項目をどれくらい満たしているかによって判断されます。評価項目は大きく以下の7つの概念に分類され、約100個の要素で認証が判断されます。

  • Air(空気):最適な室内空気の質を提供するために、空気中の汚染物質を除去、など。
  • Water(水):最適な水質を提供するためのろ過、汚染物質を除去、など。
  • Nourishment(栄養・滋養):健康食品にアクセスできる設計上の特徴、健康的な食習慣を促す施策、など。
  • Light(照明):業務に応じた照明レベルと品質を担保する設計がなされているか。窓の性能、デザイン、出力、制御、など。適切な光を通じて睡眠、エネルギー、気分、生産性の向上に寄与しているか。
  • Fitness(運動):運動を奨励するための設計が考えられているか。各種の運動の機会が数多くあるか。
  • Comfort(快適性):邪魔の入らない、生産的な、室内環境が形成されているか。音、温度への配慮、など。
  • Mind(心):心理状態の健康をサポートする配慮がされているか。デザイン的要素による配慮、リラクゼーションスペース、最先端の技術によるサポート、など。

2015年より教育プログラム、出版物などが順次提供されており、ロサンゼルスにあるCBRE本社、そしてオーストラリアのマッコリー・グループの本社オフィス「50 Martin Place」などがパイロットケースとして認定されています。

日本では、一般社団法人 グリーンビルディングジャパンが推進しています。

出典:IWBI(International WELL Building Institute)

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