働き方用語辞典

ウェルビーイングうぇるびーいんぐ

肉体的にも、精神的にも、そして社会的にもすべてが満たされた状態にあること。

解説

いま、働く環境を考えるときにウェルビーイング(well-being)という言葉が注目を集めています。健康に関連するキーワードのひとつで、「良好な状態」を表現するときに用いられます。先端企業がワークスタイルやオフィス変革において、率先して取り組み始めているキーワードでもあります。

日本の企業では健康管理という考え方が浸透しており、会社が社員の身体的健康に配慮して健康診断や予防接種を実施するケースが一般的です。しかしウェルビーイングの考え方は、体の健康だけでなく、もっと幅広く良好な状態を目指すのが特徴。すでにアメリカをはじめ欧米の成長企業がウェルビーイングな職場づくりに取り組んでおり、特に積極的なのがオーストラリアの企業です。

ナショナル・オーストラリア銀行本社オフィスでは、自由な働き方を提供しワークライフバランスを保つことはもちろん、自然光がたっぷり室内に入り、新鮮な空気が供給できるよう工夫されています。植物もふんだんに取り入れられ、個人が集中して仕事に取り組める空間や、チームが数週間から数ヵ月単位で占有できるプロジェクトルームなどがあります。また、リラックスして働ける伸びやかで落ち着いた空間や、オフィスっぽさを排除した思考を刺激する空間も好評です。

社員にとって自社の職場が快適でどこよりも一番生産的だと感じられ、毎日来たがるような気持ちよいオフィス空間にすることがウェルビーイングな場づくりのテーマ。企業とすれば、積極的に健康経営に取り組むことで、企業価値を高める狙いもあります。ワーカー視点で見れば、自分らしく健康的に長く働くことができるのが最大の魅力。企業にもワーカーにもメリットが大きい「ウェルビーイング」の考え方は、これからますますオフィスの主流となっていくことでしょう。

出典:WORKSIGHT 08

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