働き方用語辞典

専門職大学
せんもんしょくだいがく

実践的な職業教育を行う、新しい高等教育機関のこと。

解説

一般的に日本では、いったん社会に出ると新たに教育を受ける機会が減り、環境も整っていないことから、諸外国に比べて学びにくい傾向があります。
そんな中、文部科学省は2019年の創設を目指して、専門職大学の計画を進めています。
具体的には、短大相当の2~3年制と大学相当の4年制を設ける予定です。
グローバル競争が激化し、職業に必要な知識や技術が高度化する中、現場レベルを牽引できる人材を養成するのが主な狙い。現段階では、以下の概要が公表されています。

  1. 教員の4割以上を、実経験が5年以上ある「実務家教員」にする
  2. 卒業単位の3~4割を実習科目にする
  3. 2~3年制で300時間以上、4年制なら600時間以上の企業での実習を義務付ける
  4. 2~3年制では「短期大学士」、4年制では「学士」の学位を授与する
  5. 時間の制約の多い、社会人が学びやすい環境を整備する

など、既存の専門学校よりも一段と高いレベルの教育が受けられることになりそうです。

ベストセラーになった『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略』を執筆したリンダ・グラットン氏は、著書の中で、これまでは教育期間を終えるとフルタイムで働き、つぎはフルタイムで引退生活を送るという予測可能な人生のモデルから、マルチステージの人生に変わりつつあると述べています。

社会に出た後で、再び教育のステージに身を置くことをひとつの選択肢として、働きながら学ぶことのできる専門職大学の創設は、スキルアップやキャリアアップを目指す社会人に有益な動きになると考えられます。

出典:
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