働き方用語辞典

インフォーマルコミュニケーション
いんふぉーまるこみゅにけーしょん

偶然に出会った人同士が、自分の仕事内容や日常的な出来事を会話することから生まれるコミュニケーションのこと。

解説

オフィスでは一般的に、会議や打合せなどのフォーマルなコミュニケーションによって、意思伝達や意見交換、討議、検討、意思統一、意思決定などが行われます。そのため業務時間中の私的な会話などは、時間の無駄として基本的にタブー視されてきました。
しかし、堅苦しい会議や打合せとは異なるインフォーマルなコミュニケーションに、創造的なアイデアや仕事を円滑にするヒントがあったり、人間関係をよくするのに役立ったりすることも多々あります。

インフォーマルコミュニケーションの一例として挙げられるのが「雑談」。
仕事中の雑談には「悪いこと、ムダなこと」とのイメージがつきまといがちでしたが、最近では「仕事に役立つ知見が得られる」「メンバー間の理解が深まる」などとポジティブに捉えられる傾向もあります。その一方で、決まったメンバーとしか話していなかったり、集中したいときに隣で話されると困るなどの課題もあります。そのため雑談の効果を高めるためには、「いろいろな人と話す機会をつくること」「時間や場所のコントロールができること」などがポイントとなりそうです。

例えばデスクをジグザグに配置したり、室内を見渡せる中階段など、歩いているだけでいろいろな人と目が合いやすい動線でコミュニケーションのチャンスを増やしたり、仕事に応じて集中ブースを選べるなど空間にしかけをつくることも効果的です。

上手にコントロールできれば仕事やワーカーの関係づくりに役立つインフォーマルコミュニケーション。一見ムダに思えるコミュニケーションの存在価値を、いま一度見直してみる必要がありそうです。

出典:オフィス環境スタンダード 第4版

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