コクヨファニチャー株式会社
コクヨの教育空間

研究者の視点から、アクティブラーニングを考える

実験概要

study_p01.jpg

親交のある4人の大学生男女を1グループとし、数名が活性度を測るための脳血流測定装置と腕時計型心拍計を装着。Campus UPおよび一般的なアクティブラーニング用のイスで実際にアクティブラーニングを行い、その活性度を測定した。また実験の様子を動画に収め、アクティブラーニングにおける姿勢の変化も測定した。

検証結果

アクティブラーニング中には、コミュニケーション場面で
脳血流と心拍に活性がみられる

study_p02.jpg

脳血流

study_p03.jpg

心拍

アクティブラーニング中には、脳血流と心拍計のグラフに値が急上昇するポイントが各イスでいくつも見られた。
その場面を確認した所、いずれも活発なコミュニケーションが発生している場面であった。

Campus UPは他のアクティブラーニング用イスと比較し、
活性を促すコミュニケーション場面を自然に誘発する

観察より、アクティブラーニング中の学生の動きは、以下2種類の場面に大別できることが判明した。

  • 意見を練るために一人で思考をする場面
  • コミュニケーションを通して主体的に学びあう場面

本実験では、コクヨの提唱するアクティブラーニングをサポートする
代表的な12の姿勢を2種類の場面に更に分類し、分析を行った。

study_p04.jpg

3種類のイスの実験時間における一人思考場面とコミュニケーション場面の割合を示したグラフを示す。Campus UP は他のアクティブラーニング用のイスと比較して、活性を促すコミュニケーション場面が有意に多いことが示された。

アクティブラーニング時の2種類の場面

study_p05.jpg

実験まとめ

study_p06.jpg

Profile

 

三家 礼子 Reiko Mitsuya
早稲田大学 理工学研究所
研究院客員教授

 

1977 年早稲田大学理工学部資源工学科卒業、大林組技術研究所勤務、1999 年武蔵野女子大学文学部人間関係学科卒業。2004 年、早稲田大学人間科学研究科博士課程修了。博士(人間科学)東海大学非常勤講師等を経て、現在早稲田大学理工学研究所客員教授。研究分野は人間工学、応用統計学。

Campus UP を含む様々なイスで実際にアクティブラーニングを行うことで、次の結果が得られた。

  • コミュニケーションを行う場面にて脳や心拍の活性が見られた
  • アクティブラーニングをサポートする代表的な12の姿勢を2種類の場面に大別したところCampus UP は他のイスと比べコミュニケーション場面が多く見られた
  • Campus UP は独自の前傾機構や座面下のスペースなどの設計により、コミュニケーションを促す姿勢を取りやすい

[文献]桐木 崇行、徐 晨林、浜 理沙子、村重 新、相澤 里美、野崎 真奈美、三家 礼子、 河合 隆史:アクティブラーニングのための新しいイスの評価、ヒューマンインタフェース学会、ヒューマンインタフェースシンポジウム2014(CD)、2014.

 

2015.11.09
"Fab"なものづくりで、教育家具が変わる!? 「教室の進化論-小学校の家具は3Dプリンタで進化する-」 イベントレポート

ソリューション

  1. トップ
  2. トピックス
  3. 研究者の視点から、アクティブラーニングを考える
TOP