コクヨファニチャー株式会社
コクヨの教育空間

Story

アクティブラーニングを新ステージへ ものづくりの挑戦

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大学✕クリエイター✕コクヨ

アクティブラーニング空間で学ぶ学生たちが、より積極的に、より深い学びを行うことを目的にしてプロジェクトはスタートしました。教育者・クリエイタ ー・コクヨの三者が集まり、「Campus UP」は生み出されました。

開発ストーリー

ものづくりにおいて最も重要としたのは、アクティブラーニングを行う学生の行動に寄り添い、本当に求められる製品を生み出すことでした。オブザベーションステージで徹底的に学びの場の観察を行い、次のメイクステージでは、抽出した与件をもとに試作や議論を幾度となく行いました。

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オブザベーションステージ
「本質を探る」

徹底的に学びの場を観察し、学生の姿勢に注目。積極的で深い学びには、象徴的な12の姿勢があることを導き出しました。

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メイクステージ
「手を使って形にする」

観察結果とプロトタイプを何度も行き来しながら、メンバーで議論。デザインをブラッシュアップさせました。

開発パートナー

 
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教育現場
山内 祐平
Yuhei Yamauchi
東京大学 大学院 教授

1993年 大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程中退、大阪大学助手、茨城大学助教授を経て、2000年 東京大学大学院情報学環・学際情報学府 准教授、2014年 同学教授、現在に至る

 
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デザイン
石黒 猛
Takeshi Ishiguro
石黒猛事務所

1995年ロンドン、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート工業デザイン科修了後1996年から米IDEO社入社サンフランシスコ事務所に勤務し広くプロダクトデザイン、戦略にたずさわる。1998年「Rice Salt&Pepper」、2007年に加湿器「Chimney」がニューヨーク近代美術館永久保存に決まる。2002年から石黒猛事務所を開設、プロダクト、アート、舞台演出など多岐に活動中。

 
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デザイン
伊東 祥次
Shoji Ito
デザイニト株式会社

1996年多摩美術大学卒。NTTインターコミュニケーションセンター勤務を経て、2002年株式会社良品計画入社。企画デザイン室長、欧州地域商品開発部長を歴任し、2008年独立、2009年デザイニト株式会社を設立。企業との協業で、さまざまなプロダクト開発を行っている。2013年より、FabLab Shibuyaを運営するデジタルファブリケーション協会の理事も務める。2004年、2007年にはiFプロダクトデザイン賞金賞を受賞。

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これからのアクティブラーニング×Campus UP

東京大学 大学院准教授 山内 祐平氏

アクティブラーニングにおいて中心になるのは、グループによる課題解決である。この活動が活発に展開されるためには、机の上においてある資料やPCにアクセスする必要があり、必然的に机の周りで人が動くことになる。この動きは水平方向だけではなく、前に乗り出したり立ち上がったり、足を組んで少し下がるなど、ダイナミックなものである。従来の椅子は長時間安定して作業ができることを優先した設計になっていたため、このようなアクティブラーニング特有の動きについていくことが難しかった。今回開発された「Campus UP」はこのような身体の動きに対応することによって、学習を深めるためのコミュニケーションを活性化できるだろう。

 

石黒 猛氏/伊東 祥次氏

Campus UPは、近年注目されている新しい学びの形「アクティブラーニング」に着目し長期にわたる膨大なリサーチ、先端的な大学、各種の研究機関の新しい学びの研究から編み出されました。
リサーチを実施する以前、学びの形とは静的で静かな環境のなかで、心落ち着かせて確立した学問を吸収する事という先入観を持っていましたが、長期にわたる観察を通してこの新しい学びの形が如何に動的で、しかも様々な人、物、要素との関係性から紡ぎだす事であることに気付きました。ジェスチャーを交えながら踊るように一生懸命人に伝える姿、あたかも相談事のように親身に体を前傾して他の人の意見に共感し、話を聞いている姿を目にした時、アクティブラーニングにおける椅子のあり方が、従来の静的な座るものではなく、人が行いたい動き(姿勢)に如何に動的にその動きをサポートする(追従する)かが重要な鍵という事に気づいたのです。
Campus UPは、学びをサポートする道具として、まったく新しい考え方から生まれた椅子なのです。

 

コクヨ株式会社 徳山 洋(プロダクトデザイン担当)

今回、多くの観察を通して、身体の自由な動きをサポートするという機能的な要件を実現すると共に学生達が、どのような気持ちで学びに向かうべきか、といった感性要件をデザインに反映させることが重要であると、改めて認識しました。
イス自体の形や色が感じさせる「楽しさ」「新規性」はもちろんですが、教室に入った瞬間の「何か新しいことが起こりそう」と感じる期待感や、ちょっとした違和感を残せるよう心掛けました。

 

 

 

 

Concept
ヒトが動くとイスも動く。学びがもっと深くなる。

ソリューション

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