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障害者雇用と社員の健康増進プロジェクト

コクヨの社員食堂では、今夏より「社員の健康増進」をコンセプトに新メニューが追加されました。

 

実は、これが、知的障碍者や精神障碍者の方々の働く場であるコクヨの特例子会社

「ハートランド株式会社」の企業活動をより活性化させています。

 

     コクヨ hapius(ハピアス)プロジェクト発足

 

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コクヨグループでは、「グループ戦略の実行を支える基盤は社員の健康である」という考えの下、人財開発部を主管として全社員の健康向上に向けた取り組みを行っています。

 

その活動の一環として、人財開発部と健康管理室(産業医・看護師)、そしてハートランド株式会社連携して、コクヨ社員の食育意識と行動を変革し、企業や社会で大きな問題になっている生活習慣病のリスクを少しでも軽減させていくことを目標に食品の開発を行いました。

 

 


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開発プロジェクトは「ハピアスプロジェクト」という名前で推進しています。

この名前には、オフィスワーカーが、毎日の食事を通じて、健康づくりを進めると同時に、「野菜づくりに取り組む国内生産者の応援」につながり、また「障碍者の就労支援」という社会貢献にも参加してもらえる仕組みをと考え、「みんなが、そして明日がもっとHappyに!」という思いが込められています。

 

※ハートランド株式会社は、知的障碍者や精神障碍者に就労の場を提供するために、野菜の生産・販売を行うコクヨの特例子会社です。

2007年から大阪府南部にある泉南市で操業を始めました。

主に「サラダほうれん草」の水耕栽培を行っており、大手スーパー、百貨店、生協、レストランに出荷されています。コクヨの社員食堂でも食材として使用されています。

 

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ハウスの中で無農薬栽培されているサラダほうれん草。

 

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ハートランドで働く社員

 

コクヨ社員の昼食は野菜不足

 

 コクヨ社員の健康意識には個人差があり、医療費も増加傾向にあります。食品の栄養情報の知識が不足のためか、社員の食事状況はあまり良いとは言えません。社会的にもオフィスワーカーの4人に1人が生活習慣病だと言われています。

 

この状況を改善するために、生活習慣病になりづらい食品を開発することが決まりました。

 

 発売開始前に、社員の食習慣に関する現状を把握するため、大阪本社の社員食堂で、性別・年齢層からランダムに選定した100名の社員を対象とした実態調査を行いました。

 

 実態調査では、「普段の食事で野菜を摂るようにしている」と答えた社員が63%うち57%の人が「野菜の摂取が実践できている」と回答しました。

 

しかし、「実践できている」と答えた人の昼食のメニューをチェックすると、そばのトッピングの山菜や付け合せのキャベツだけといったケースが多く見られました。

 

 

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この社員が摂った「野菜」はそばのトッピングの山菜だけという結果に。

 調査から、コクヨ社員の多くが一日に必要な野菜の摂取量を知らず、野菜の摂取が不足しているのではないかということが分かってきました。


 厚生労働省の調査でも、働き盛りの2040歳代は成人の野菜摂取目標量(350g)の約7割しか摂れていないと言われているのが現状です。

 

 ここから、新メニューの食品コンセプト4点を決めました。

新メニューの食品コンセプト

1.忙しいオフィスワーカーが無理なく毎日食べ続けられる
2.食分の野菜(120g)をとることができる
3.塩分を1gに抑える
4.ハートランドのサラダほうれん草を入れる

 

試食を通じてメニューを決定

 

 健康のために毎日無理なく続けることが出来るという開発コンセプトに適う食品は何か、ペースト、ドレッシング、ビスケット、ふりかけなどいろいろな案が挙がりましたが、スープだと他の食品とあわせて摂りやすいという結論に達しました。


どのようなスープにするか、クリームシチューのような野菜スープなどを試作しましたが、おいしさ、料理のバリエーションを広げやすいことから、具だくさんのミネストローネを第一弾の商品にすることに決めました。

 

  

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社員参加による試食を実施

社員参加による試作中の食品の試食も行いました。試食の食材と合わせてラーメン、パスタ、スープとパンのセット、小鉢などと組み合わせて食べてもらいました。
 試食を通じて、スープ単品と、ラーメンが好評であったので、「1日分の野菜を食べるスープ」「8種の野菜のトマトラーメン」として定番メニュー化しました。また、「ハピアスセット」の副菜を豊富にするといった意見を、商品の開発に活かしました。 

 

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      ダイバーシティ座談会でご試食頂きました

 

先日、お客様と「ダイバーシティ座談会」として、ワークライフバランスや、女性のキャリアアップ、障碍者雇用などに関して情報交換会を行い、ハピアスのスープもご試食いただきました。

 

そのお客様は歯科医療機器メーカーで、飲み込みやすさに配慮した食提案と口腔ケアのコンセプトショールームショップ"KAMURIE(カムリエ)"を御茶ノ水に開設されています。このスープのじっくり柔らかく煮込んだお野菜が、「介護食としても活用できるかも」とのコメントを頂戴致しました。

KAMURIE詳細⇒http://www.kamulier-gc.jp/

 

 

 

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ご試食風景

 

スープの試食でアイスブレイクをした後は、ワークバランスを推進するために効果的な中間マネージメント層の巻き込み方や、残業削減の取組み事例、障碍者雇用で得た気付きなど、継続的に活動を続けるためのいろいろな仕組みや仕掛けについて、ざっくばらんに情報交換を行うことができました。

 

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座談会を終えて お客様と弊社ダイバーシティ担当者

 

ハピアスプロジェクトの取組みを通じて、単に「障碍者でも出来る仕事をする」だけではなく、「その業務と品質を通じて世の中の役に立っている」ことを実感し、もっと先に向かって伸びていこうとする活気に繋がっています。

 

このブログに関するお問い合わせ先

コクヨ株式会社 

KASUMI倶楽部担当

e-mail:fn_info@kokuyo.com

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