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コクヨの『キャビネット』の歴史

1960年、コクヨとして初のスチール家具製品、ファイリングキャビネットを発売いたしました。

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これは当時のパンフレットです。今見ると、非常に歴史を感じます。

■「1960年代」 ファイリングキャビネット・保管庫の登場 1960.jpg

当時は、引き出しタイプや引き戸タイプなど、
品種ごとの単品の家具として開発されていました。

いわば、収納するもの毎にキャビネットの種類やサイズも異なっていたことになります。
ですが、保管する書類の増加に伴いファイリングキャビネットや保管庫の数も多くなってくると、
オフィスの中でばらばらとした、煩雑な印象を与えてしまっていました。

そこで、業界の先陣を切ってコクヨが開発したものが収納システムになります。

■「1970年代〜1980年代」単品家具からシステム家具へ

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収納庫の本体をモジュール化することによって、
これまで幅や奥行き、高さがばらばらであったキャビネットが統一され、
オフィス空間を有効利用することが可能となりました。

このころ最もよく使われていた紙のサイズがB4(連続伝票など)であった為に、
キャビネットの奥行きサイズが450ミリと設定されました。

今から30年以上前には、現在とほとんど変わらないシステム収納が発売されていました。

■「1980年代」 <ニューオフィス推進運動>の開始

 「ニューオフィス推進運動」は、当時の通産省(現・経済産業省)が提唱したもので、
従来見過ごされがちだったオフィス環境を見直すことによって、
より効率的で快適な環境をワーカーに提供し、同時にリニューアルによって
需要を喚起しようという試みでした。

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バリエーションの追加はもちろんのこと、
オフィス空間における収納のデザイン面についても、この時期に進化してきました。

コクヨが1988年に発売しました、【BWA】というシリーズにおいては、
 ・扉にルーバー仕様を採用(吸音機能)
 ・ノックダウン方式を採用することにより、壁面の納まりが向上
 ・扉の開閉音にまで気を使った質感の向上
 ・ニューオフィス推進に連動した、色の採用
など、多くの機能や開発者の想いを仕様に詰め込み、
多くのお客様へ導入させて頂くことが出来ました。

ちなみにこの商品、発売より20年以上経っておりますが、
現在でも「ご指名」を頂けるほど、コアなファンを持っている珍しい商品でもあるのです。

 

■「1990年代」 効率を求めて
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1990年代に入ると、オフィスで使われる書類がA4に変わってきました。

そこで開発されたのが、A4書類を縦にも横にも効率的に収納できるシリーズです。

これまではオフィスの入るビルの建築モジュールなどに合わせて、
横幅900ミリ・奥行き450ミリのシステム収納が販売されていましたが、
この時期には、【中に収納するものにサイズを合わせて】、
横幅800ミリ・奥行き400ミリの収納庫を発売いたしました。

チューブファイルなどの文房具を扱っているコクヨらしい製品だったと言えるでしょう。

今現在でも、収納システムのバリエーションとしてこのサイズが残っています。

 

■「2000年代」 デザインとユーザビリティ

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2000年代に入るとオフィス空間において、ホワイトトレンドが始まりました。

建築の壁からデスクから全てが真っ白な空間が流行し始めたのです。
収納システムにおいても、このトレンドに乗り、白色の収納が登場しました。
現在の 「ホワイト&シンプルな収納へ」 この流れは続いています。

またものづくりとして、使い手本位の開発=ユーザビリティを強く意識しだしたのも、
2000年代に入ってからでした。

コクヨは【UFX】という製品を発表しましたが、大きな特徴としましては、
ユニバーサルデザインの観点から、当時では珍しい大きな取っ手を採用しました。

これまで、収納庫=壁っぽさ、を求められ、収納の扉はなるべくフラットで
目立たないようなデザインをしていたのですが、
実際に使用される方が使いやすい形状、操作性を追及し、開発いたしました。

使う人本意の開発を目指し、よくメディアで取り上げられている
"収納達人のカリスマ主婦"をお招きし、
オフィスにおける収納とは、と、ご意見を伺ったこともあるそうです。

 

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■「2010年代」 〜これからのキャビネット〜

現在、キャビネットに求められていることとして、【セキュリティ】と【耐震対策】が挙げられます。

コクヨでは【セキュア収納】として、セキュリティを高めた収納開発を進めてまいりました。

その過程で生まれたのが、下の"ゼロック"という、
ダイヤルロック式のオートロック機能を搭載したキャビネットです。

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セキュリティを高めた収納を開発したい、という思いの中で、
ICカードで開閉する電子錠タイプや、ダイヤル錠による簡易タイプなど開発してきましたが、
お客様が求めるセキュリティレベルと予算に合ったものが、なかなか提案できていなかった
状況がありました。

そこで、ダイヤル錠でありながら、機構を工夫し、オートロックが可能な仕様を開発したのです。
これを利用すれば、閉じている収納は全て施錠済みとなり、
鍵の掛け忘れや、鍵の紛失など、セキュリティを脅かす可能性を大きく削減することが出来ました。
発表後、多くのお客様よりお問い合わせを頂き、
現在では個人用のロッカーにも取り付け可能となっております。

これまでご覧いただきましたように、
時代の流れ・トレンドに合わせて、収納もカタチを変えてきました。

皆さまのオフィスにはどの収納家具が入っていましたでしょうか。

収納から始まったコクヨのファニチャー製品にこれからもご期待ください!


 

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