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もう一つのCO2問題 『気積』 〜息ぐるしいオフィスを作らないために〜

経営環境が激変する昨今、オフィスに関する御相談も

省スペース・省コストを図りたいという内容が目立ちます。

 

が、無駄を捨て、効率的運用を図り、限界まで床面積を削り、

ファシリティコストを削減することに成功したとしても・・・

guchaguchashasin.jpg

結果、

気づかないうちにオフィス環境の悪化を招いているかもしれません。

 

従業員の健康を守るための最低限の基準が記されている『事務所衛生基準規則』には、

まともに息が出来る環境を確保するために『気積(キセキ)』についての規定があります。

オフィスをレイアウト図で見るような"面"ではなく、"立体"として捉え、十分な空間を確保

するための規定です。

 

省スペース化オフィスに、"気積"的発想で、もう一工夫加えて、ワーカーの健康を守り、

モチベーション高く業務に邁進できるようにすることも、業務効率の一つの手段かもしれません。

 

◆事務所衛基準規則第2条 気積 条文は以下の通りです。

事業者は、労働者を常時就業させる室(以下「室」という)の気積を、

設備の占める容積及び床面から四メートルをこえる高さにある空間を

除き、労働者一人について、十立方メートル以上としなければならない。

 

⇒要するに、{(床面積×高さ)−固形物}÷人数=気積 で、

 これが、10立方メートルより大きくなければならないという規定です。

 

例えば、下記のレイアウトで気積を求めると・・・

layout.jpg

 

床面積×天井高=居室の体積

※規定では、ここから設備容積を引くことになっていますが、

「設備とは何ぞや」が明確ではありません。

一般的には、個室やキャビネットなどを引き算します。

 

居室の体積−(柱+個室)=800立方メートル(だとします)

ここから、更に家具類の体積を引きます。

 

<参考値>

・デスク+デスクワゴン約0.23立方メートル

※W1400の場合                     

※容積なので下肢空間は体積に含まず

 

・ローキャビネット約0.43立方メートル

・ハイキャビネット約0.85立方メートル

 

  

desk.jpg   cabinett.jpg   

 

800立方メートル−(デスク体積×デスク数+キャビネット体積×キャビネット数+その他家具体積)

=800立方メートル− (0.23立方メートル×70台+0.43立方メートル×11台+約20立方メートル)

=約760立方メートル

 

常時働いている人が、デスク数と同じ70名だとすると、

760立方メートル÷70名=10.86立方メートル ⇒基準はクリア

 

ちなみに、この事務所衛生基準規則には、

「執務室が10℃を下回る時は暖房をしなければならない」とか

「精密な作業には300ルクスが必要」とか、かなりミニマムな規定が記載されていますので、

10立方メートル確保できていたからといって、安心できるものではなさそうです。

 

また、PCや電話などを引き算するか、シフト制やフリーアドレスの場合の人数の数え方、

などについても明確な規定はありません。

一般的には、あまりに細かい体積計算は行わず、大枠を掴む方法をとります。

また、フリーアドレスなどの人数は、常時在席する数、在席率などを勘案して決めていきます。

 

<参考改善案1>

間仕切りのランマオープン化

間仕切りで区画されている場合は、ランマオープンにすることで空気が流れ、

個室も容積対象エリアとして計算することが出来ます。 

 

 

■ランマFIXパネル(計算対象外)     ⇒    ■ランマオープンパネル(計算対象)

                                      =容積拡大

     

ranmafix.jpg   ranmaopen.jpg 

 

 

<参考改善案2>

ファイリングの実施により、キャビネットを削減

ファイリングは検索性やセキュリティ目的の他、省スペースを目的として行うことで

大なり小なり効果を上げることが出来ます。

 

例えば、全国店舗の図面管理などをブラウザを使った検索システムなどで運用して

省スペースを図ることもファイリングの一例です。

・検索システムイメージ図

densika.jpg

 

 

<参考改善案3>

適切なフリーアドレス化

kasumishasin.jpg

 

手前味噌ですが、弊社 霞が関オフィスの写真です。

フリーアドレス式で、営業・設計の席数は50%以下ですが、

あの手この手で、なんとか詰め込み感無く、息が出来る運用ができています。

(あの手この手の部分には、聞くも涙語るも涙の失敗談も数多く・・・)

 

※他のオフィス改善提案事例など、お気軽にお問い合わせください。

コクヨ株式会社 

e-mail:fn_info@kokuyo.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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