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ファンズワース邸

昨年の出張では予約しながら直前の洪水で行けなかった、近代建築3大巨匠のひとり、ミース・ファンデル・ローエが設計した、念願のファンズワース邸に行ってきました。
明け方まで雨が降っていたので、今年もまた流れてしまうのかとドキドキしていましたが、お天気にも恵まれ、最高のコンディションでした。

Fansworth.jpg

野生の鹿もいる川沿いの広大な森を抜けて徐々にその白い姿が見えてきたときはもうテンション上がりまくり!憧れの大女優にでも会ったような気分でした。

その端正な外観の魅力はもちろん、内部は360°広大な森の風景をガラスの壁面に映し込んだ大きな1ボックスの空間で、「神はディティールに宿る。」と言ったミースの言葉通り、隅々までこだわり抜いた仕上げは鳥肌もの。シカゴ市内にある幾つかのミースの建築の中でも、群を抜いて魅力的でした。

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以前にもこのブログでミースの建築については書きましたが、今回の訪問では、ミースが提唱したユニバーサルスペースをちゃんと理解していなかったのでは?と、ふと感じました。これまでは、「フレキシブルに使える広大で合理的な1ルーム」と理解していましたが、実はフレキシブルに使うことが一番の目的ではなく、「壁で仕切られてはいないけど、緩やかに機能が分節された一体化した大空間」ではないかと。

そう捉えると、メガスペース化する今のオフィス空間もフレキシブルに使うことだけを目的とするのではなく、緩やかに機能を分節する中で、人の気配を感じたりつながりを持ちながら相互に影響しあって成果を出したり成長しあえるような豊かな情景をつくりだすことこそが、オフィスづくりに携わる者の使命ではないかと改めて思い、ユニバーサルスペースの意味を自分に問い直した旅でした。

以下、以前のブログです。