1. HOME > 
  2. ブランドコンテンツ > 
  3. MO-RUM > 
  4. MO-RUM ブログ

多様性と一貫性

通常の私のミッションはプロダクトのデザイン・開発ですが、今年の新製品フェアでは全体のクリエイティブ・ディレクションを担当させていただきました。

これまで記念品や名札のデザインなど、部分的には担当していましたが、フェア全体で一貫したメッセージをお客様に持って帰ってもらうために全体のディレクションをやらせて欲しいと去年からお願いしていたら、今年は最初のテーマを決めるところから参画を依頼してもらえました。

Front.JPG

今年のテーマは「be-」。多様な人々が自分らしさを発揮して働ける場所を提供したいという想いを込めたテーマです。デザインとしては、一貫性を担保しながら相反する多様性をどう表現するかがキーでしたが、案内状や受付などの外に出る部分には黒を使って「何色にも染まらない強い一貫性」を表現し、内に入ると商品はもちろん、様々な場面で色を散りばめるという手法で多様な個性を表現しました。

Garden.JPG

また、自分らしく働ける場所としてカフェやホテルのような心地よい空間をイメージし、スタッフのユニフォームや立ち居振る舞い、お出しするドリンクのメニューや流す音楽など、あらゆる場面で一貫した表現を心がけました。

Note.JPG

おかげさまでご来場頂いた方からは、「今年のフェアはたくさんの製品はあったけど、統一された印象で見やすかった。」「おしゃれないい感じになったね。」などのコメントを頂くことができ、自ら名乗り出た役割も嘘つきにならずに少しは果たせたのではと思います。

デザインの役割が広がっていると言われますが、複雑で不透明な社会の中で相反することも多い課題の幹と枝葉を見極めてバランス良くアイデアを組み立て、インターフェイスとしての造形を通して伝えたいメッセージを正確かつ魅力的に伝わるようにすることが、重要なデザインの役割ではないかと思います。