1. HOME > 
  2. ブランドコンテンツ > 
  3. MO-RUM > 
  4. MO-RUM ブログ

使い切る美

ソチオリンピックも閉幕しましたが、特に今回印象に残ったのは「やり切った選手のすがすがしさ」でした。メダルや順位の結果も大切ですが、その結果以上にやり切った充実感に満ちた選手の姿は素晴らしく美しいと思いました。

一方、デザインを仕事としていていつも目標としているのは、「創ったものを使い切ってもらえること」です。オフィス家具は消耗品ではないので、なくなるまで使い切ってもらうことではなく、創った想い通りに、あるいは想いを超えてモノを上手く使ってくれている姿を見れた時ほどデザイナー冥利に尽きることはありません。

takram.jpg

1年と少し前になりますが、デザインエンジニアリング集団 takram さんのオフィス移転に際して家具のお手伝いをさせていただきました。共同研究という取り組みではありましたが、オリジナルの家具を一からデザインして納品させていただきました。その後何度か訪問する機会に恵まれましたが、その度に家具だけではなく空間全体を余すことなく使い切られている姿を拝見し、デザイナー冥利に尽きるとても心地よい感覚を抱かせてもらっています。

オフィス家具の特性上、愛着を持ってもらう事はなかなか難しい仕事ではありますが、量産品でもこのような使い切ってもらえる場面を夢見てこれからもものづくりに執着してゆきたいと思います。