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軽量化されたペットボトル

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こんにちは。自動販売機のブログ記事を受けて、ペットボトルについて書いてみたいと思います。私は運動をする時に500mlのペットボトル飲料を飲んでいますが、最近のペットボトルは本体樹脂の肉厚が薄くなって軽量化されたものが多く目に付きます。少し強く持つとペコペコと凹んでしまうので、最初は鞄に入れて持ち運ぶ時に不安になりました。鞄の中にはデジカメや携帯が入っており、万が一ペットボトルが破損して水漏れすることを恐れたのです。しかし実際には鞄の中で水漏れするようなこともなく、今ではその不安感もなくなりました。

軽量化されたペットボトルは市場に浸透するにつれて、少しずつユーザーの価値観を変えているのではないかと思います。薄肉でペコペコと凹む容器は、強度や飲料の飲みやすさという点においては従来品に劣りますが、省資源で廃棄・リサイクル時にコンパクトにつぶして輸送効率を高めることができます。初めのうちは私と同じように強度面での不安を感じた人もいたかもしれませんが、何回か使っているうちに「凹みはしても破損して水が漏れることはない」と気付きます。そうすると必要最低限の容器としての性能は満たしているので、従来品のペットボトルの方が実はオーバースペック(材料を多く使って必要以上に強度を出している状態)だったのではないかと感じました。

ペットボトルの事例は薄肉でも強度が出せるように形状を工夫したり、複雑な形状を成型する技術の進歩があって実現したものですが、家具をデザインする上においても、必要以上に材料や部材を使ってオーバースペックになっていないか、効率的に強度を出す構成や設計になっているかなど、既成概念に縛られず今一度考えてみる必要がありそうです。