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サローネとデザインと未来 ― ミラノサローネ・レポート その4

サローネ・レポートも4回目。当初は5回を予定していましたが、この辺でまとめてしまいたいと思います。そろそろ私以外のデザイナーにも登場してもらわないと・・・

今回でミラノサローネは49回目。来年は記念すべき50回となる訳ですが、ミラノサローネは今後どうなっていくのでしょう?と、言うのもトルトーナ地区を代表とする市内のイベント、FUORI SALONE(フオリ・サローネ)の盛り上がり、勢いが凄まじいからです。本会場であるフィエラ会場の入場者は、ほとんどが業界関係者で、(一般開放日は最終日の1日のみ)基本、イタリアの家具メーカーしか展示が出来ないそうです。なので日本の家電メーカーや自動車メーカーなど海外のメーカーはブランド力の向上のために一般客が気軽に来場できるトルトーナ地区やトリエンナーレなどのミラノ市内に展示をする訳です。老舗ブランドのポルトローナ・フラウグループやB&Bイタリアがフィエラ会場に展示せず、トルトーナ地区に展示したり、自社のショールームに会場を設けていると言うのも気になりました。大丈夫かな・・・イタリアの家具業界は。

今回、知人の紹介などで、現地で働くデザイナー2名に合うことが出来、話を聞くことができたのですが、その2人の口から偶然同じようなセリフを聞きました。

「もうプラスチックは使いたくない。」

環境問題を考慮した発言なのですが、そんなセリフを聞いた後にサローネの展示を見てみると、確かにMAGISやKartellなどのメーカーは樹脂を中心に新しい製造方法や表現手法を用いて新製品を出しているのですが(もちろん環境に配慮した素材や製造方法にも取り組んでいます)木などの自然素材をそのまま使用したり、テクスチャを上手く利用した作品や製品も多々見られ、まるで樹脂を多用しているメーカーを真っ向から否定しているようにも感じられました。

ミラノサローネもデザインも今後どうなっていくのか目が離せません!ってまるで他人事のような発言をしてしまいましたが、私自身もこれからのデザインの役割をもっと考えていかなければいけないなと感じている今日この頃です。

 

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樹脂成型品は楽しいデザインを 、リーズナブルな価格でユーザーに提供できるメリットはあるのですが・・・

 

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この辺のデザインを解説、分析するのはやめときます。「デザインとは何ぞや?」と、言う話になってしまい、収集が付けられる気がしないので(笑)